樹海村

 

 

 

監督 清水崇

キャスト

山田杏奈…響

山口まゆ…鳴

神尾楓珠…輝

 

 

評判?見た感想がすこぶる悪いこの映画を

彼様と鑑賞。

どれどれ見てやるか、と肩の力を抜いて。

 

どうしても「恐怖の村シリーズ!第2作目」なんで

当然「犬鳴村」と比較してしまうが、

怖さで言ったらこっちのほうが多少怖かったか?

ただし脚本が異常に悪い。

もはや清水監督はここまでかもしれない。

 

時系列をごっちゃにするのは

彼の得意技なのだろうが、活かされてない。

ひとつの出来事が起きて

どうなるだろうかと思う前に

次の違うシーンが始まるので

で、さっきのアレはどうなんたん?

と尻切れ感が拭えず、モヤモヤが残る。

 

樹海とコトリバコっていうの?

よく知らんが、あの箱。

結びつけるのもどうかと。

なぜあの箱が輝んちの家の軒下にあるんだ?

 

捨てても戻ってくる箱だったり、

響の家にあって数年後に発見したってのならわかるが

輝の引っ越し先の軒下って…。

 

箱について関連した人が

次々と不可解な死に方するっていうのは

呪怨と似てるが、塚地医者まで。

塚地は呪いではなかったのかね。

 

アッキーナ役が犬鳴と同じ人だった(笑)

いまだおもらしシーンが蘇ってくる(笑)

笹野鈴々音さんも同じく出演してた。

 

そうね、樹海で死んでった人たちは

亡霊というよりか樹木に変身した

ファンタジーのような作りになってたので

怖さはなかったかな。

私としては甘い!としか言えない。

 

ずーっと気づかないでいた人物設定。

響と鳴の母は原日出子と思ってた。

途中、響が「ママ…」と言い、

幻想ママが出てくるんで(←安達祐実ママ)

響と鳴は実の姉妹じゃないんだ?と勝手に解釈。

もしかすると原日出子安達祐実の姉役かと。

 

のちに判明したが、原日出子は祖母の役。

 

れれれ…おばあちゃん役に見えなくってゴメンよ~。

そっか、祖母役でもおかしくはない年齢なんだよな。

でも全然まだ彼女らの母役もできるのになぁ。

 

せっかくの村シリーズだってのに

樹海村は村としての存在が薄かった。

樹海に置き去りにされた当時の人々が村を作って

っていう、なんともこじつけまがいの話にされたためだ。

村として成立する前に

死んでしまうでしょうが!あの場所に捨てられたら。

 

黒沢あすかさん、

くもりガラスの向こうから見える輪郭だけの演技。

素晴らしかったです。

あれだけで恐怖を感じられる彼女の演技(´∀`*)ウフフ