新解釈・三國志

新解釈・三國志

 

 

監督 福田雄一

キャスト

大泉洋劉備

ムロツヨシ孔明

賀来賢人周瑜

 

 

うわぁ~ビックリするほど笑わなかったわ。

これって福田さんの作品の中で

一番ダメダメだったのでは?

 

福田作品というのは見ていてすぐにわかるのに

なんでこうもすべった?

ヨシヒコはあのシュールな奇抜さが楽しかった。

銀魂も良かった。

三國志にしなくても良かったのでは?

いろんな意味でくどすぎた。

 

その福田さん曰く、

大泉洋をかなり押してたらしくて

劉備を大泉が演じないなら撮影はしないと強気。

待ちに待ち続けた撮影で、結果がこれですか…。

 

別に大泉洋がダメなわけじゃない。

全体がダメだったわけで。

キャストのくどさがかぶる。

洋ちゃんとムロのコントのような掛け合いはいらない。

佐藤二朗はいつも同じ演技。

西田敏行語り部もいらない。

孫権の岡田君だけキャラが弱すぎ。

賀来賢人の使い方が間違っている。

 

女性陣はみんな可愛かった。

渡辺直美が可愛かった。

でもあの踊りの使い方もいただけない。

いくら豪華な出演陣だとしても

三谷ワールドならああいう使い方はしないだろう。

 

あ、笑えたところひとつだけあった!

山田君が出てきて、顔の長さがきっちり3等分な人は

キレイだとかなんとかと一人で延々喋ってたとこ。

これも最初だけで終わったんで、

あとはずっと口を真一文字から崩すことなく見てただけ。

 

悪ふざけすぎるのも度が過ぎる。

ヨシヒコにも出てたRPGのようなゲームコマも特にいらない。

 

新解釈っていうぐらいだから

歴史を捻じ曲げて作ったモノか、

突飛なアイテムがこの時代に出てくるのか、

タイトルだけはそそられたが

大きな間違いだった。

こういう設定にするのなら

特に三國志じゃなくても良かったんじゃないか。

 

歴史は詳しくなく、三國志にも詳しくない私は

彼らの名前しか知らないんだが、

あれでなんとなく理解できた人がいるのかね。

反対に三國志ファンなら怒ってしまうレベルではないかね?

結局、「赤壁」の戦いもよく理解できず、

有耶無耶な気持ちのまま話が進んでいってしまいました。

 

歌の福山雅治も歌詞はともかく曲が合っておらん。

ラストだけ劉備の勇士を見せて、あの曲が流れ始めても

ちっとも相乗効果があらわれてない。

 

年末ドラマのドリフの演出まで手掛けた福田さんなんだから

コントみたいな映画を作るにしても

ドリフを見習おうよ。

ドリフのようにしっかりした笑いの土台がないと

ただのダラダラした、しまりのない劇を見てる様だよ。

 

 

 

 

新解釈・三國志