Mr.ノーバディ

Mr.ノーバディ (字幕版)

 

 

監督 イリヤ・ナイシュラー

キャスト

ボブ・オデンカーク…ハッチ

コニー・ニールセン…ベッカ

クリストファー・ロイド…デビッド

 

 

あらすじ

毎日同じルーティンをこなしている平凡な中年ハッチ。

ある日の夜、家に強盗が押し入った。

反撃できるチャンスがあったも躊躇した挙句、強盗を逃がした。

家族からはダメ親父的な蔑む態度を取られてしまう。

翌日、娘の猫ブレスレットがないと言われ、

昨夜の強盗が小銭と一緒に持ってってしまったと思い、

強盗を見つけ出しに行く。

2人組強盗に一撃を食らわせた帰りのバスの中。

粗暴な若者集団がバスで暴れまくったその時、

ハッチは思わずヒートアップしてしまう。

 

 

渋いんだな、これがまた。

冒頭のハッチのドアップ!!

顔面ケガだらけなのに、おもむろにタバコを吸う。

次に取り出したのは…缶??

そして胸元から猫が出てくる。

渋くて笑える。なんだ、このオヤジは!

いや、見ていけば徐々にわかる。

とにかくすごいんだよ、このオヤジ。

 

好きだなー、こういうの。

なんかこう、たまらんゾクゾク感がある。

段階的に強くなっていくハッチを見て、潤いが増していく。

普通のオジサンが実はまさかね、ってやつ。

最初は動作も鈍ってたのに、徐々に感を取り戻していく動き。

 

バイオレンスなんだけどかなりのスタイリッシュ。

楽曲も古いんだけど、お洒落感抜群のセンスいい曲ばかり!

サントラ買ってもいいぐらい。

シーンと曲の使い方がことごとく合っているんですわ。

 

「ノーバディ」

つまり存在しない人(笑)

正体がわかっていくにつれ、私のニヤニヤ感も増していきました。

最初っからニヤニヤしながら見てたけど♪

 

クリストファーロイド氏。

うーん昔っから老け役でしたけど(ドクのイメージから)

まさか本当に老けてしまっているとは。

そりゃあそうでしょう。

彼だってすでに80代ですもの。

それでも、動きは多少鈍くても、

ショットガン振り回して頑張ってくれてました。

いつまでも体が続く限り活躍していただきたい。

 

ロシアンマフィアのボスことユリアン役の人は

実に悪党面してて、いい味をだしてくれてました。

この役者のおかげでなおさら主人公が引き立った。

 

こんなに爽快なバイオレンスも久々です。

無敵のヒーローではなくて、

ダイハード並みにボロボロになっていくのも人間臭さを感じます。

タニタしたい人にはうってつけの映画でした。

 

 

 

 

 

Mr.ノーバディ (字幕版)