監督 中村義洋
キャスト
濱田岳…今村忠司
木村文乃…大西若葉
大森南朋…黒澤
「フィッシュストーリー」を見て良かったと感じたのと
それ以上にこの「ポテチ」も高評価だったので
続けて伊坂＆中村タッグの作品を鑑賞。
1時間ちょっとしかない短編ね。
岳ちゃん主演なのでだいぶ期待値高かった。
けど、フィッシュストーリーのほうが
私としては上でした。
もしかするとひねりとかなしに
オリジナルを忠実に映像化するとこうなるのかも。
今村、ちょっとアホだけど
母想いで、お人好しで、妙な正義感もあるのに
空き巣なのな…。
出生の秘密を知った今村。
尾崎に固執する今村。
ラストに行くまでのいろんな伏線が巧みに描かれてました。
「切り替え」だったり
「取り換え」だったり
ポテチのコンソメか塩かの話だったり。
恋人若葉のセリフで
「コンソメ食べたい気分だったけど、塩もいいもんだね
間違えてもらって却ってよかったかも」
ここにタイトルのポテチと
今村の想いが集約されたのが良かったです。
何十年も親子として生きてきたんだから
血のつながりより
今村と母の関係のほうが濃いんだよ。
母に真実を伝えず、
野球選手の尾崎を見せに野球場に行ったけど
母としては現在の尾崎君
ホームランを打った尾崎君としてしか伝わらない。
尾崎君を「見た」という証しかないわけだ。
母にとって息子は今村ただ一人なんだよ、もう。
なのに
尾崎んちに空き巣に入るって
わけわかんないｗ
母に自分の職業伝えらんないでしょ。
若葉じゃないけど
「ぶっ飛ばすよ！」って母に叱られるよ。
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