クイーン

鹿を殺すのやめてくれ~!
道楽で狩猟なんて考えられない。

女王はあの大鹿を見て何を想って涙したのか。
たとえ一人になっても気高く凛としてる鹿に自分を重ねたのか。
立場的に感情に流されず、いつでも気丈な精神を植えつけられ
しきたりを重んじる皇室の世界。
それと対極だったあの涙。
演じたヘレン・ミレンは女王が乗り移ったかのようなさすがの演技。

クイーンといっても、ダイアナが亡くなった時のブレア首相との
やりとりを描いただけのものなんで
半生とか何でもないんやけど、私にいわせりゃブレア出すぎ。
チャールズ役の人なんて鼻ピンすりゃ飛んでくぐらい影薄い役。
太后も近所のちょっとめかしこんだオバアチャンのよう。

つまり、皇室ご一家の貴族っぷりが鼻についた
ただのホームドラマのように見えた。