ゴジラ-1.0

ゴジラ-1.0

 

 

監督 山崎貴

キャスト

神木隆之介…敷島

浜辺美波…典子

佐々木蔵之介…秋津

 

 

もうミニゴジラちゃんってば

しょっぱなから出番が早すぎよ。

ドキドキワクワクしちゃったじゃないよ。

真下からゴジラを見上げるアングルが良かったわ。

 

おっきくなったゴジラくん。

今までいろんなゴジラを見てきたけど

一番怖い顔してたかもしれない。

撮影の仕方がお上手なので

海の中からすぐ後ろ手に迫りくるほふく前進アップも

自分が追われる身になったように怖かったですが

(ワニみたい)

なによりも

背びれと口の中が放射能ビームで青白く光ってた

あのドエライ怒り咆哮顔がすさまじくおっかない。

あんな化け物怪獣みたいなゴジラ、初めて見たわ。

怪獣だけどね。

 

ゴジラって核兵器を物体化した象徴みたいなやつじゃない?

それを知ったうえで見てるので

船に乗ってる人や

街で暴れて黒い雨降らせちゃったりのとこなんて

あ、あ、みんな放射能浴びてる!被ばくしてるじゃん。

と余計なことまで思ったりも。

 

あと今作の時代設定もわかりやすかった。

使えぬ政府関係がぞろぞろと出てきて

長ったらしい用語を並べてもないし。

それにタイトルのマイナス(-)は

敗戦後の絶望から、ゴジラが現れたことによって

さらなる絶望をってことだよね?

違ってたらごめん。

戦争でいろんな人や物を失ったというのに

また追い打ちかけてきたゴジラという存在。

軍隊もいないマイナスからの出発はかなり苦しい戦い。

 

それと人物設定もなかなかでした。

1940~50年代昭和中期なんで

名前が知れてる俳優さんもそうなんだけど

他脇役の人や、エキストラみたいな人たちも

時代相応の顔立ちの人が多くって違和感なかった。

技術者や元艦長のひとなんか特にそう思った。

ふふふ、吉岡君の髪型ww

監督は昭和時代の映画得意だからね。

 

フィクションだから

いつの時代にもゴジラは現れちゃうんですが

私としては「シンゴジラ」より傑作でした。

恐ろしくもコワカッコいいゴジラ

ゴジラゴジラたる本質がしっかり出てました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴジラ-1.0