石内尋常小学校 花は散れども

新藤兼人監督が95歳で撮った映画だってよ。
すごいねえ。
それを知らなければ鋭いツッコミを入れるとこだった。

いつの時代よ?
30年後に小学校の先生の定年退職記念で生徒が再会した後
初恋だった人と結ばれて子供を産むミドリ。
いやあ~ゆうに40歳超えてるよね。
ダンナ戻ってこないのに子供産んじゃマズイだろ~。

てっきり戦後の小学校時代かと思ってたら
大正時代からのお話だったらしい。

前半の、というより冒頭初めの先生が
居眠り三吉を叱るシーン。
ゲキを飛ばした後に事情を知り詫びを入れる先生。
偉ぶってるだけの教師じゃないんだな。
特に「百姓は~」のセリフにググッときました。

30年もたって小学校校歌を歌えるか、と聞かれたら
忘れちゃってるもん。
そして30年経って恩師に会い、その恩師が逝去するまで
時々遊びに行ったり、見舞いに頻繁に訪れることが出来るか
と問われたらどうだろう?
そこまで深く関わった先生がいたかな。
もしかして私って寂しい人間??

人情という温かみが伝わってきた話でした。
トヨエツが少し愚図でカッコ悪くてキマってたー。