そして父になる

これはさぁ、考えてしまう話じゃんか。
誰の立場に立っても感情移入ができるんだよ。
父親や母親、子供、そしてその対比家族。
すべての気持ちや言い分がわかるような気がして
見ていて身につまされるというのか、苦しい気分になる。

が、女である私は福山の気持ちに近づくのが理解しづらかった。
なんせ男としてと、エリートとして生きてこなかったしな。
で、距離なのか尊敬なのか一線引いた家族としても育たなかったから。

福山の役は悪役だったのか。
彼の生き方にもよるんだろうけど、「父の愛」としての気づきが遅かっただけ。
母も父も子ができて一緒に親として自覚し、成長していくものだから。
少しだけ母の方が自覚早いけどねー。お腹に子を宿してる分だけ。

この2家族の行方はどうなんだろうね。
最後どうなったかは触れてないですが、私の結果は出たな。
もう野々宮家も斎木家もひっくるめて家族になった方がいい。

子供2人とも引き取れないし、2人とも手放すこともできないし。
事実を子供たちに正直に話し、子供たちはそれぞれ週末はどちらかの家族と一緒に過ごす生活を繰り返していけばいい。
子供に何か問題が起きたら2家族で話し合って育児をすればいい。
それならどっちを失うこともないし、両親が4人になる。
すべてハッピーなんじゃありませんか。

交換して前の子と二度と会えないなんてそんな酷なことしなくていいじゃん。
子供の立場になったらたまんないよ。
今日からオジサンとオバサンがパパママなんて。
だったらパパもママも2人ずつ。
まあこの映画の家族たちなら出来そうだけどね。

私が親ならそういう提案するかな。
育てた子も産んだ子も両方愛おしい。
これから先の将来のこと考えて、って形式ばった言い方するやつは無視。
あのね、子育てで親と一番蜜に過ごす時間って0~3~6歳までなんだよ。
そして親にとって育てていった中で一番思い出す子供の年齢は2~6歳位なんだよ。

なんだか余計な私の感情が先に来て長くなってしまった。
そんな私の息子も今日で32歳です。
もう大人だし、全然私より立派になりました。

いろんなミッションをしながら子供も親も共に成長していくものだと思います。