ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

とてもとてもとても重くて
初めは見るのがキツイかな~と思いながらの鑑賞。

その内容といい、主人公の男の子がアスペルガーというのもあり、
一体どうすればこの状況から乗り切って話が開けていくんだろうと
胸チクチクしながら見てました。

話自体は鍵の穴探しなんで単純かもしれないが
少年のとりまく母や祖父母、そして鍵のキーポイントになった色んなブラックさんたち。
徐々に少年旅を続けていくうちに暗さからひらけていきます。

映画を作った時期が9/11からまだそんなに日が経ってないのもあったでしょう。
電話が、リアルです。
こちらにまで恐怖と絶望が伝わってきました。

少年が母親に放った言葉。
私でさえ傷つきました。
彼がASであり、父を亡くし悲しんでいるのはわかってはいるけど
それでもやっぱり母としては辛すぎる言葉。

でもそこはやはり母。
終盤、母の隠れた行動と少年への愛情はジンとくるものがあった。
私にはできないなあ、偉大だなあ。
そして父も偉大だったなあ。

タイトルが興味そそられます。
忘れられない「最悪の日」とASの少年。
この2つを合わせたのってずるいです。