監督 大友啓史
キャスト
なんか全然期待もせず、
映画公開に向けてよくテレビに出てたよなー
話題性だけしかないよなーと
全く期待値０で見てみました。
青年期の頃の信長は
やはり何を演じてもキムタク感がついてまわりましたが
まあ、綾瀬はるかのキレイなこと！！
彼女は終始お美しい濃姫でおられました。
合戦ではなく、ラブストーリーがメインなので
濃姫をこれでもか！と自由に描かれてましたね。
殿・信長を上回るような戦略の知恵なり
貧民に襲われてる時の刀裁きやら
床に臥せてる青白きお姿も
すべてが美しゅうございました。
歴史や時代物に疎い私でも
大河ドラマなど全く見ない私でも
この路線なら楽しく見ることは出来ますが
最後の方の信長が見る夢物語には仰天。
全く史実をひっくり返す話で終わるのか？
それならそれで付き合って見てあげようか。
ジャックスパロウ気取りかね。
タイタニックに似たポーズでもとるのかね。
…にしても夢が長すぎやしないかね。
頭の中では終盤ラストにすんなりと入り込めない邪念が
グルグルと渦巻いてしまいました。
人の心を捨てた冷たい人や第六点の魔王などと言われた信長。
ネットで検索すると見慣れた絵の肖像画や
絵とは違う面長な顔の信長さんがいたりする。
信長とはそういう顔つきだ、と
固定観念で植え付けられてしまっているため
キムタクの信長像がどうしても強く見えない。
キムタクはやっぱ現代顔なんだよ。
特に嫌いではないが、戦国時代にマッチしない顔。
貧民チームを信長濃姫で虐殺してしまったあの場面。
いただけませんな。
魚が臭いぞと暴れ出した信長と明智。
その場にいた徳川家康。
いただけませんな。
最後まで気づきませんでしたよ、斎藤工。
ちょっともう一回、そこだけ見直してしまったじゃないか。
なぜにこれだけ化けられるのか。さすが役者！
期待値を０にして見れば
なかなか上出来の作品です。
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