マルモイ ことばあつめ

マルモイ ことばあつめ(字幕版)

 

 

監督 オム・ユナ

キャスト

ユ・ヘジン…キム・パンス

ユン・ゲサン…リュ・ジョンファン

パク・イェナ…キム・スンヒ

 

子役のスンヒが可愛すぎてたまらん!

なんなんだ、この子は。

もうずっと眺めていたいわ。

と、祖母目線で見ていましたわ。

 

母国語が消えてしまうかもしれない。

守りたい。

言葉を残したい。

だから辞書を作る。

 

ユ・ヘジンの庶民的なキャラクターが救われる。

例えれば人情に厚い日本でいう所の寅さんみたいだ。

そして警察のお偉そうな眼光鋭いホ・ソンテ。

この人はどこかで見たことあるぞ。

…「イカゲーム」のあのチンピ―みたいな悪役の人だった。

 

しかしこの偉そうな警察の人。

日本人として派遣された警察上層部なのだろうか。

それとも朝鮮国で日本の統治下のせいで

日本語しか話すことが許されない、元々朝鮮人での役なんだろうか。

頑張ってはいたが、やはり言葉のイントネーションや

流暢ではなさすぎないところがミソとなって見てて戸惑った。

 

そう、この話は韓国(京城)が日本統治下で

母国語を話すのに規制がかかり、

原語や名前さえもが日本名になるかもしれない危機を

守り抜こうとする彼らの物語。

 

こんなバカみたいなことを日本人がしてたなんて

恥ずかしい限りだし、

史実はわからないが棒で人を叩くというのも

当たり前に行われていたのかもしれない。

ひどいことしてたよな、この頃の軍の人。

 

非道な日本国の行為は横に置いておきます。

 

じゃあ自分らがこれから先

日本語を話すことを禁止されたら。

どこかに統治されてとか、植民地になってとかで

同じようなことが起こったら…

たぶん日本人と呼べる人は

国の半分以下になってしまうと思う。

いずれ消滅すると思う。

それぐらいに母国語がなくなるということは怖いこと。

 

方言を含めての辞書作り。

並々ならぬ労苦もあっただろうし、年月もかかる。

どこまでの意味を含めた辞書だったのでしょう。

語集力も加えてるのなら、ハンパなく知識も必要だろうし。

統治されるまで現存していた言葉の数々を

使うなというのはまだ譲歩するも

残すなというのはあまりにも冷たすぎるよな。

「なかったことに」してしまうなんて出来ないっしょ。

 

それでもこの映画が

日本で上映されて良かったです。

映画界では韓国の方が作り方が上手と思ってますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

マルモイ ことばあつめ(字幕版)