ソウルメイト 七月と安生

ソウルメイト/七月と安生(字幕版)

 

 

監督 デレク・ツァン

キャスト

チョウ・ドンユイ…安生

マー・スーチュン…七月

トビー・リー…家明

 

あー、この女優さん「少年の君」の人だー

という印象ある顔から見始めた映画。

とてつもなくキレイというわけではない女優さんだが

なぜか残ります。

やっぱ個性なのかな。

ただ私が予想してたソウルメイトとは違う話の流れでしたが。

 

驚いたのがこっちの映画が「少年の君」より先なんだよ。

ここでの彼女は10代後半から30歳手前までの設定で描かれてる。

本人も近い年齢なので違和感もないんですが。

「少年の君」では高校生を演じてる。

しかも全然違和感がない。

童顔だからか。

でも大人設定の彼女も違和感ない。

日本で言うと安達祐実ばりの立ち位置かもしれない。

恐るべし、チョウ・ドンユイ。

 

見ながら自分が学生だった時の友人を思い出しました。

今でも交流ある友達は数人いて

先日何十年かけての約束で旅行も行ってきましたが

気になってる、ある一人の友人の名を口にしたら

「噂では薬で捕まってその後死んだみたいだよ」と。

たまに夢にまで出てきてたその友人。

突然、子供を置いて行方不明になったその友人。

20年以上気にかけていたその友人。

いざこざもあり、憎んでいたこともあったけど

それも時が経つにつれ懐かしさに変わり

また会いたいなあと思っていたら…そうでしたか。

 

環境の変化で生き方が変わってくると

友情が崩れたりします。

特に女性だと…しみじみ感じたりします。(詳細省く)

けれど、この映画では違ってた。

お互い相手のことが大好きで思いやるがゆえに

本心を閉じ込め相手を想う優しさで生きてきた。

その描写があふれるぐらい伝わり、切なさと温もりを感じた。

離れた場所にいようと、何年会わなくても

たとえこれから先会えなくても、

彼女を切り離すことはできないし、友情はずっと続く。

 

なんちゅう美しさだ。

 

ちょいラスト近くの現実と虚像世界に混乱しましたが

これも家明&ネット小説に伝える優しい嘘として

うまくまとめてありました。

 

物語も良かったですが、やっぱチョウ・ドンユイ。

素敵な俳優さんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソウルメイト/七月と安生(字幕版)