雪山の絆

 

 

監督 J・A・バヨナ

キャスト

エンソ・ボグリンシック…ヌマ

マティアス・レカルト…ロベルト

アグスティン・パルデッラ…ナンド

 

 

ひとつ前の小野田さんの映画同様、

これも実話で

想像を絶する過酷な状況を生き延びた人たちの話。

なんだろう、

もうねタイトルやジャケから内容がわかってしまうんだけど

飛行機が揺れ始めた時からこっちも怖くてしかたなかった。

 

アンデス山脈に墜落した飛行機。

45人中29人が亡くなり、生きてるモノは人肉を食べて

飢えをしのいだという実話です。

救助されるまで70日間もかかったという。

 

死ぬのも怖いが、このまま生き続けてくのもコワイ。

希望の光がどれだけ小さかったことか。

何度絶望しかけたことか。

 

救助後、人肉を食べたことに物議があったらしいが

ゴールデンカムイアシリパさんなんか

シカやリスの脳みそまでおいしそうに食べてたぞ。

というアニメの話は横に置いといて

生き抜くために致し方ない最低限の行為でしょう。

この状況下、きっと私も死んだら食べていいよ、と言うと思う。

だから最後まで生き延びて、と願う。

ここに宗教が加わるから…。

 

友情や団結力で彼らは生き延びた。

一人では到底無理な話だ。

この絆があったからこそ、生還できた。

 

うーん、映画を観てる限り

生き続けることの方がつらそうだ。

墜落、雪山、嵐、飢え、寒さ、

友の死、捜索終了の知らせ。

一体どれだけ絶望という波が押し寄せてきただろう。

半狂乱になってもおかしくない。

 

本当に緊張が続く映画でした。

何度も息止めて見ちゃった。

 

 

ひとつだけ言わせてもらうと

誰が誰だかよくわからなかった。

ヌマとナンドしか私には区別がつかなかった。