監督 水田成英
キャスト
尾野真千子…鈴木陽子
安田顕…神代武
小西真奈美…奥貫刑事
WOWOWドラマね。
ジャケットをパパっと見ての鑑賞でしたが
ちゃんと人物見てなくて
尾野真千子でしたね。
尾野さんで正解です。
広末じゃ、この役はできない。
褒め言葉ですが、こういう役はホントにうまい！
野暮ったい時にはオーラを消して野暮ったくなるし、
キレイに見せるときはとことん華が開くし、
復讐や人殺しの役なんかでは、
ゾッとするほど冷たい表情するし。
業の深い役をやらせたら右に出る者がいないわ。
ってか、尾野さんそのものが好きな女優です。
あと麻生祐未さん。
え、ビックリ！でしたが
あんな年老いたおばあちゃん役をしてた。
上品な役やそういうイメージも強かったので
変わりように驚いた。
女優さんってすげーね。
安田さんは途中の早口が何言ってるかわからんかった。
怖いっちゃあ怖そうなんですが
安田さんを見てると
ずっと頭にまとわりついてるので
もう払しょくできないでいるし、
何の役を見ても私には笑えてしかたないｗｗ
で、内容。
もう、こうなっていくしかないよねっていう。
階段を滑り落ちていくかのように
ゴロゴロと急降下していった人生。
ちょっとだけ道を踏み外したら
自分も似たような転落人生歩んでたかも、と
震えるぐらい共感したとこもありました。
親に認められたかったのかなあ。
お母さんからの愛情が欲しかったんだなあ。
成人しても、さっさと一人暮らししないで
家にとどまっていたとこは「なんで？」と思ったけど
人それぞれ考え方が違うしなあ。
私ならこんな親の元にはいないけど。
陽子と母親のそれぞれの絶叫。
とんでもない悲しみにぶち当たっとき、
腹の底からわいてくる自然な叫びなんだろうと。
4話しかないのに
こんなに重めのハマるドラマだとは、さすがWOWOW.
そして俳優さんたち。
見ごたえは十分にありました。絶賛！！
