アキレスと亀

今年最後の締めくくりとして
「ランド・オブ・ウーマン」はつまらなかったので
急きょもう1本DVDを観ることに。

これが果たして吉凶どちらなのか。
末吉ぐらいでしょうかね。

出だしは重々しくて一瞬(これ、間違ったの観てる?)
と感じたよ。
北野武っぽい作風じゃないんだもの。
イメージ的にはもう少し痛快なテンポかと思ったのに。

主役の人生3部作。
幼年期も青年期もおとなしめの芸術家だってのに
中年期でいきなりたけし登場。
柳ユーレイと見た目が違いすぎるだろ!
たけしに変わってからブラックユーモア満載になっちゃってるし。

絵を描くことが好きってだけで人生を生きちゃってるから
自分と向き合うことを知らんできちゃったんだね。
後半は絵を描いて「どうしたいのか」わからなくなるほど
行動が狂ってきてる。

武監督の映画はあまり好きではなかったんだ。
人がバシバシ死ぬし、イメージとしては青っぽい印象で
訥々してるから。
が、これは新鮮でしたね。

人生の転換期に直進するか、方向変換して違う道に進むか。
ちょうど家族とリアルタイムで話してたとこだったので
多少のヒントっぽいのを貰えたようなきもします。

では来年バイバイ