第三のミス

映画作品よりWOWOWの社会派ドラマのほうが面白い
水谷監督なので見てみました。
なんてったって「ルパンの消息」は個人的には評価高いと思うし。
脚本がいいのかなあ。
脚本は田辺満氏でこの人も「ルパンの消息」の脚本。

医療ミスを題材にしたこの話、
医師のモラルと誠意について。
まずここの着眼点が好きですね。
切り込み方が上手。

残念ながら思った通りの出来栄えで
意外性はなかったものの
ラスト20分前までの小日向さん演じる医師が
グレーゾーンで見入りました。

ミルグラム実験を基にした
何人かの医師が実験されるとこは考えてしもた。
果たして現実にもこういうのあるんじゃないの?って。
ありそうな話かもしんない。

あと、小日向医師のセリフに「だよね~?」とも。
だよね、人間だもの、嫌いな患者っているよね。
だよね、そんな時医者だってモヤモヤした気持ち湧くよね。
そんな時、どうするの?
気持ち押し殺して仕事するの?

医者と患者の関係ってホントに対等なのか。
なんかすごく疑問湧いてくる話だったな。