愛する人

他の人も書いてますが、私も原題のままのタイトルのほうが良かった。
母と子。
うーん、今この年齢でこの映画を見て、自身をも振り返ったところ
血は濃いんだな、と。

たとえ一緒に暮らさなくともDNAってのは
似ているところを継ぐんだね。
環境で性格が形成されるってのも一理はあるが、
根底の部分はやっぱり血(DNA)もあるんじゃないかと思った。

↑これは私個人のことなんで他はどうか知りましぇん。

さて中身としてはカレンだ。
気難しいのは子供を産んですぐに養子に出して
それがずっと人生の中で引っかかっていたから?
なんで数十年もそこに気持ちをとどめておくんだ?
子供に会いたい気持ちが強けりゃ、探すのだ!
たとえツバ吐かれようとも。
思い悩み、封印して生きてくのは辛すぎる。
同じ職場の旦那さんになったパコ氏の大きな愛がなくちゃ
一連の行動がとれなかったね、カレン。
あに旦那さんこそこの物語のキーマンでしょう。

あと養子縁組したいって言ってたルーシー。
いざ巡り巡ってナオミワッツの子供を養子として迎えた時の事。
夜泣きとかで泣き叫ぶ赤ちゃん。
どしたらいいかオロオロなルーシー。
自分の母を呼んで赤ちゃんをあーだのこーだの。

母一喝。
このルーシー母もキーマンです。
子供ってのは怪獣なんですよ。
泣くし吐くし勝手な行動するし何するかわからない。
そんなことで母親がへこたれてたら子育てなんて無理無理。
ルーシーに喝入れてくれてスカッとしました。