阪急電車 片道15分の奇跡 感想

キャッチコピー

「終着駅は、きっと笑顔」

中谷美紀…翔子

戸田恵梨香…ミサ

宮本信子…時江

・兵庫のローカル線が舞台の群像劇

こういうのって好きなんです。

見終わった後、ちょっとだけあったかーい気持ちになれる。

ちょっとだけ「人っていいよなー」なんて思ったりする。

でもすぐに腹黒い感情がニョキニョキ出てきて

人嫌いな私に戻るのが現実なんですけどねww

せめて映画の世界の中でだけでも

小さな小さな幸せと少しばかりの笑顔にふれさせてください。

阪急今津線っていうのが本来の舞台なんでしょうか。

なんせ関東在住で、ここから出たことがない私にとったら

全く知らない場所でして。

8駅、14~15分ほどのミニ路線みたいですね。

勝手な憶測でしたが、真ん中辺の街はもう少しのどかなのかな、

と思ってましたが違いました。

商店街もあるし、大学もあるし。

これじゃ私の使ってる私鉄の沿線の方がよっぽどイナカだわ。

うちの方は、緑の森たちと民家ばかりですがな。

でもここの土地に住んでる人や

路線を使ってる人には

とても楽しめた映画なんだろうなあ。

私の使ってる路線も映画になればいいのに。

って思う人がきっと多いんだろうね 笑

サブタイトルに奇跡ってついてるので

奇跡があるのかと思いきや

なかったです。

偶然なる必然みたいなのを思い浮かべてた。

・キャスティングが良かった

兵庫や大阪出身の俳優さんたちをたくさん使ってたから

それも良い要因だったんでしょうね。

関西弁?に違和感を感じなかったし。

あとそれぞれの配役の人物像が生かされてた。

何名かは合ってない俳優さんもいたけどそこはスルー。

メインは中谷美紀でしたが、

様々な人たちの問題を取り上げて少し変化をつけてっていう。

ラスト近くなるまでおばあちゃんが

あの宮本信子って気づきませんでした。

私の知ってる宮本さんは髪の毛おだんごの、チャキチャキした女優さんだったので。

こういう上品な役をやられてるとは!

人間模様の中で一番良かったのが

大学生同士の軍オタ小坂君と、ゴンちゃんこと権田原美帆の恋。

もうね、こんなオバサンでも胸キュイ~ンってきましたよ。

ああ、若いっていいなあ。

しかししかし、ピュアすぎないか?

もう勝地涼谷村美月にピッタリと

役柄がハマりすぎて嬉しすぎる!

ゴンちゃんなんて花が生えてきちゃtってたし。。。

電車内のうるさすぎるオバチャン達は

いきすぎた演技じゃなかろうか?と思いました。

遭遇したことないだけで実際いるのかな。

ドラマチックにしすぎないとこが

まずまず良かったんだとは思いますが

若干疑問が。

それか私の記憶が抜け落ちていたのなら

ゴメンです。

翔子とミサってどこかしらで接点ありましたっけ?

ミサがお嫁さんの恰好をしてた翔子をじっと見てたのは知ってる。

…でもそこだけしか知らないんだわ。

それなのに

ラストでは仲良しになっちゃって

「あなたとはいい友達になれそうだと思う」

まで言い出してきて???

阪急電車 片道15分の奇跡