ブレイブハート 感想

メル・ギブソン…ウィリアム・ウォレス

アンガス・マクファーデン…ロバート公ブルース

ソフィー・マルソー…イザベラ王女

・自由を勝ち取るために信念を曲げなかった男

実在したんだよね、ウィリアム・ウォレスは。

もう圧巻で、見終わってすぐにこのブログ書いてるんだけど

普通に息継ぎができないほど、まだ興奮してる。

子供時代のウォレスの描き方は

ずいぶんとはしょられてるなあ、と思った。

武器を持つより、まずは勉学せいと伯父が言う。

父親が戦で死んでも

妻が首を切られても

なぜか感情抑え気味。

あの時代には死と生が隣り合わせだったからなのか

それとも騎士たるもの心見だしすぎては示しがつかなかったからとか?

でも復讐も含めて抵抗運動を続ける。

それを見てて

あーなんて敵も味方も命をお粗末にする時代だったんだろう

やってることは下等動物のようだ

なーんて上から目線で見てる平和でバカな自分の気持ちをあとで恥じた。

馬がね、槍でね、刺されちゃう。

馬はね、昔は乗り物扱い。

馬の命はどう見てたんだろう。

メルギブソン監督は

何を伝えたいんだい?な想いで見てた前半。

意図が分かり始めた後半。

私、反省しました。

ロバート公ブルースとの会話のやり取り。

「貴族は国民の税金を食い物にするために存在するもんじゃない。

貴族は国民に自由を与えるためにこそ存在するんだ」

ブ「貴族は領主や城や失うものが多すぎる」

ウ「戦場で戦う農民は命を失ってる」

「貴族とは何か

国民がついていくのは勇気

祖国の自由のために立ち上がれば国民は従う」

このへんの会話のやりとりで

奮え足っちゃいました。

まあ最後の「FREEDOM!!!」の叫びには

奮えを通り越して頭真っ白になりましたがね。

日本も昔は打ち首さらし首など

公開処刑があった。

野次馬はなぜかハッスルして見物。

理解できん。

その当時の人じゃないから、いや、当時の人であっても

たぶん理解できないかもしれない。

罪人だろうがなんだろうが

人が殺される瞬間を見て喜ぶのはあり得ん。

当たり前のように行われてたその処刑。

今は隠されたベールの中で処刑されてるので

この時代に生まれててよかったな、と思う。

人でなく動物の

今あった「命」が「抜けてく」瞬間を見て

押しつぶされそうな気持に何度も出会ってきてるから。

戦でしか解決方法がないなんて

権力を振りかざして強さを象徴させるなんて

頭悪い人たちの集まりだ。

何万、何十万の人々の命が犠牲になっても

屁とも思わない上層部の輩。

いつかは死ぬ。

うん、そうだ。

でもそんな上の奴の命令のために

戦に駆り出されて

運悪く死んでしまうなんてたまんない。

あと、これ見てひどいよーと思ったのが

初夜権

めでたく結婚した新婚さん。

なのに夫と性交を交わす前に新婦は

貴族?権力者と先に性交せにゃいかんっていう

世にも不思議な初夜権

男じゃないからわからないけど

何が楽しいんでしょう。

ブレイブハート (字幕版)