のぞきめ 感想

キャッチコピー

「覗かれると死ぬ」

板野友美…三嶋彩乃

白石隼也…津田信二

入来茉里…岩登和世

・ともちんの叫び声が…ハァ~

まーたちゃんと演じてる人を確かめず見てしまった。

自分が悪い。

パッケージの目だけに惹かれて、よっしゃホラーだというだけで。

板野友美が出てきた瞬間、うなだれてしまった。

仕方なく見続けていたら絶叫シーンでは

こぶしだしまくりの叫び方。

なんなんだ?あれは?

全然ヒロインらしくない。

セリフも叫びも行動も力不足すぎる。

正直、岩登和世役の人の方がイタについている。

村の伝承、呪い。

現代になりたたられて死ぬ。

この流れは小説としてなら好きなジャンルなのに

映画にすると穴だらけになってしまっていた。

林の中から

目がどんどん出てきて、のシーンは

笑えないコメディかとさえ思う。

そもそも腹がねじれて泥吐いて死んでしまう、というのと

その前にどこかの隙間からのぞき目と目が合う、

というのがマッチしていない。

「のぞく」ということにこだわるなら

廃村で起こった出来事で、その行為について

もっと深く掘り下げてほしかった。

そこから「のぞきめ」の現象が果てなく続く仕業なんだ、

と納得させてほしかった。

ねじれ死にも

母の殺され方があまりにも無残で

死んでいく様を見た娘の悲しみと怖さぶりを

大きく描いていないと

何でああいう風に死ぬの?と疑問に感じる。

理屈こねてますが

まあ一番の問題は板野友美だ。

元凶?の少女の話を聞いてあげたら

彼が助かるかも、との思いで出かけたが

どうにも頓珍漢な奴だ。

ともちんが土の中に引きずられていくときに

中途半端な抵抗で、沈められていく。

必死こいてない。

あらら…やる気のなさで、見る気が失せてきた

と言ってもそのシーンはもうラスト間際なんで今さらでしたが。

最後の最後でのともちん泥まみれの顔は

まさにただのプロモーション的なアップだよね。

怒りが湧いた。

くそーーーーー!

良質なホラー映画を見たいよ。

のぞきめ