ノクターナル・アニマルズ

ノクターナル・アニマルズ (字幕版)

 

 

監督 トム・フォード

キャスト

ジェイク・ギレンホール…トニー/エドワード

エイミー・アダムズ…スーザン

マイケル・シャノン…ボビー

 

 

トム・フォード知ってました?

私は知らなかったんだけどファッションデザイナー。

だからなのかはわかりませんが

そのセンス?アート?な面が

いきなり冒頭4分のショッキングシーンが物語ってます。

 

すぐ次のシーンに移るだろうと思ってたのに

なかなかいつまでも終わらない。

ごめんなさいなんだけど

吐き気を覚えるほどだったんで

そこだけ早送りしました。

 

なぜこんな冒頭にしたのか。

4分も見せ続けるのか。

(時間を計る私も私だがきつすぎた)

これをアートと呼ぶのなら私は凡人脳でかまわない。

 

現実と過去と劇中劇の3つが交差しながら

話は進んでいくのね。

なんか、言葉にするのが難しいんだけど。

 

エイミーアダムズ演じるスーザン視点、目線で

小説が読み進められるので

元夫と、小説の中の主人公は同じ人物として描かれてる。

それがギレンホール。

 

あのー、小説の中の主人公妻と

スーザンが似てるタイプの顔立ちなので

途中で頭がこんがらがります。

 

あとマイケルシャノンが久しぶりに眼光鋭く

格好よく映ってるのが印象的だった。

最近、変な役のシャノンしか見てなかったんで。

 

人の感想を見てると

いろいろな解釈の仕方があって楽しいです。

明確な答えはなさそうなのでどれも正解だと思う。

 

元夫の復讐なのかなあ。

私はそうは思えないんだけどなあ。

別れてから約20年も連絡取り合わなかったのに

いきなり才能あふれる小説を送り付けて

会おうとなるかね?

で、いざスーザンが待ち合わせ場所に行ったら

来ないっていう。

どんな別れ方してもだよ、20年の歳月がたてば

もう思いっきり過去形になってるし

今さらわざわざ手の込んだことして

あの時自分をどん底に落とした相手に

ギャフンとさせたいと思うかね?

思い出したくもない過去になってるか

あの時はつらかったけどっていう懐古になるか

のどっちかのような気もするんだけどなあ。

 

私の考察では

この話にはまだ続きがあって

睡眠障害があるスーザンなので

今夫に愛の確信も持てず、過去を美化し、

リベンジのパネルも

自分で購入したことも思い出してないため

なんらかの精神疾患が出てたんじゃないかと。

小説こそ手元にはあるけれど

これ、ホントにエドワードが書いたものなの?

とさえ思えてくる。

自分の妄想の中で泳がされてるスーザンなのでした

という続き。

 

なんにせよ、答えはないんで好きなように考察。

かなり考えさせられるので

優れたドラマでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ノクターナル・アニマルズ (字幕版)