3月のライオン 後編

神木隆之介…桐山零

倉科カナ…川本あかり

伊藤英明…後藤正宗

・名言&名セリフが多い映画

後編は将棋の世界から少しそれたのね。

もっといろんな対局するのかなーと思ってたけど

川本三姉妹とのやりとりも多くなってきてた。

前編とどっちがいいといえば

足して2で割ればうまく

人間ドラマと勝負の世界でバランスよくいったと思うのに。

ちょっとマンガの出だし、さわりを見てみましたが

ずいぶんとマンガのキャラクターに忠実に描かれてるんですね。

役者さんが似せたのか。

この映画はけっこうな頻度で名ゼリフを言ってました。

ある意味あえてこのような名言を使っているのかな。

いろんな役の人がいろんな名言でしたが

私としては林田先生がサラッという言葉が印象的でした。

前編の感想でも言ったけど

香子ちゃんの役をダークな架純ちゃんが現れてて好きだったな。

ちょい下品さも出てたのは、マンガと一緒なんでしょうか。

まーそのー

人間ドラマの中にひなちゃんのいじめの問題も描かれていて。

ひなちゃん、どんだけ強い人間なんだろうと思って見てました。

そして私がひなちゃんなら

きっといじめっ子と同じ土俵に立ってしまうんだろうとも思った。

人を、人間をあれだけあからさまにいじめたことはなく、

だからってひなちゃんのように

あれだけ正義感も強すぎない自分。

でも仮にいじめられたら

自分を守るために倍返しするのかもしれない。

それはそれで幼稚な行為だとはわかってるとしても。

その点、ひなちゃんは強い信念があるんでそれを貫いた。

一連を見ていた私は自分が恥ずかしい人間と思ってしまいました。

香子ちゃんと父親のやりとりのシーンで

勝つ手はあったのに自分を信じてなかった香子は

チビ零をたたいてしまった過去。

このやりとりも含めて、零の将棋や将来にに向かう想いが

弱さを人のせいにしない、につながるとこが

グンッと胸に刺さりました。

あ、なんだか真面目に長く書きすぎた。

やっぱ宗谷の加瀬亮オーラが地味にすごかったぜ。

3月のライオン[後編]