ベイビー・ドライバー

 

 

監督 エドガー・ライト

キャスト

アンセル・エルゴート…ベイビー

リリー・ジェームズ…デボラ

ケヴィン・スペイシー…ドク

 

 

これがまたなんの予備知識も持たず見たら

まあ!スタイリッシュな映画だわ!!

 

出だしの銀行を襲う間、車で待ってる主人公。

それが終わり、コーヒー買い出しの道すがらでの

長回しでのノリノリな主人公。

なんてクールなんだい!!

 

カーチェイス

私、あまりパッパッと画面が瞬間的に切り替わるのは

苦手でねえ。

特にカーチェイスは画の切り替えが早すぎて

一体何が起こってるんだかわからない。

だが、これは違った。

なんだかすっげえカッコいいぞ!!

苦手な私でもとても見やすくて、なおかつ気持ち高ぶる。

この主人公、映画「TAXi」のダニエルと互角のハンドルさばきだ。

 

でもって、ジェイミー・フォックス

久々に悪党を演じてる。

いい役もそれなりだが、やっぱり悪い役は似合う。

主人公がiPodでいつも音楽聴いてる設定だから

もしかするとジェイミーフォックスの曲もかかるのか?

と思ったらかからなかった(笑)

 

五感で感じ取れ!的な映画なのか

(音楽やカーチェイスという見せ場)

主人公がなぜ「逃がし屋」をやってるのかは説明なし。

スペイシーのドクがちょい語ってたけど

そうなんだ、という納得できるものではなかったような…。

だってこのドライビングテクニック

素人がどんだけやっても真似できない技でしょ。

 

このコロコロとメンバーが変わる悪党一味から

抜け出したいのだが、スペイシーがどうぞ、と言わない。

借金全部返したのにぃ~、脅しをかけてくる。

いい青年だけど、悪いことしなきゃなんない。

ベイビーの育ての父のジョーとの見せ場も

もっと見たかったなと思った。

 

っていうか、ベイビーは何歳の設定なんだろう?

20歳ぐらい?いっても22歳以上には見えないんですが。

 

最後の方で強盗一味だったバディが

なぜか何が起こってもしぶとく死なず、

目の前に現れる。

あれはシツコイ。

立体駐車場で車がバックしながら落ちたのに

どうやってバディは落ちずに済んだんだ?

しつこい。

 

アラを探せばキリがないけど

カーチェイスと音楽だけは

スカッと心地よかった。

 

で、なんでここまで評価がいいのかもわからなかった。

その瞬間は面白かったが、たぶんすぐ忘れるであろう

通りすがりのような映画でした。

 

 

 

 

 

 

ベイビー・ドライバー (字幕版)