監督 木村ひさし
キャスト
坂口健太郎…速水秀悟
永野芽郁…川崎瞳
高嶋政伸…田所院長
これ見たかったんだよね~。
映画が公開する前からスポットがよく流れてて
気になってた。
それにメイちゃんの髪型がずっと不思議に思ってた。
カツラなのか?どうした?って。
口紅も赤いし、正直何もかも合わない。
ハハ~ンと最後はなるんだけど
でもやっぱりメイちゃんは顔的に悪党顔ではない。
せいぜい、いじめっ子どまりの役までかな。
病院が不気味。
薄暗い入院棟なのに、なぜか満床。
奇声を上げる認知症患者は白川和子オンリー。
「幸せなら手をたたこう」の曲をかけて
みんな寝ながら手をたたいてる姿は異様。
病院という舞台でピエロの犯人に監禁され、
謎解きが始まるわけだから
この数少ない人たちの間で、いろんな疑惑が浮かび上がる。
なんか密室劇っぽくて楽しそう。
でも少人数だからこそ、
もっと怪しく、主人公の速水まで怪しくさせれば
より見てる側も混乱できそうだったのに。
江口さんは活舌がいいから
ここの看護師役の口調が映えた。
認知症の人達にも聞き取りやすい声だなーと。
高嶋は最近こんな役ばっか。
こんな状況なのに
全くもって緊張感はない。
切羽詰まった感がない。
最近、韓国映画をよく見ているせいか
もしこれが韓国版で映画化するなら
きっともっと残酷なのかもしれない。
日本は優しい。甘い。
それが時にダメダメにさせてしまう。
でも見たかった映画だったから私もつい甘くなったわ。