音楽 

 

 

監督 岩井澤健治

声キャスト

坂本慎太郎…研二

駒井連…亜矢

前野朋哉…太田

 

 

このアニメ、すっごく評判が良くって

好きな人は最高に感動してるし、

ダメな人は全然受け付けない。

私はどっちつかずでした。

そこまでパッションが燃えなかった。

 

内容より、ジャケ見の「なんだ?このアニメ」

から見始め、途中までふざけて作ったものなのか?と

正直こけにしながら見てた。

 

私でも描けそうな絵のタッチじゃね?

昔の不良かあ、ずいぶん昭和テイストだこと。

こういう画だから瞼閉じず、凝視かよ?

不良なのにズボン既定の太さ、スカートも長くないよね。

長い間は静止画像かと思ったよ。

と、ツボりながらこけにしてました。

 

いえいえ、私は愚か者でした。

 

フォーク部森田たちのビラ播きから突如として

ゆるすぎる画が一変。

あ…あの描き方はどうやって…?

森田君、覚醒が始まっちゃったよ?

 

アニメって詳しいこと分かりませんでしたが

ロトスコープという手法を使って表現したようです。

実際に人というモデルがいて、その人の動きを撮影しながら

後にトレースしてアニメにするという

なかなか時間がかかりそうな作業。

それをこの監督は一人で手書きで仕上げたようです。

 

このロトスコープは見終わった後で調べて知ったことですが、

見ている最中の

健治がリコーダー(笛)を吹き出したとこからの展開が

しびれました。

 

健治の家で、初めて楽器に触り音を出し、

得体のしれない感動を味わった健治達。

ロックフェスでベース、ドラム、笛とのセッション。

 

なんかねー、音楽ってメロディや主旋律ありきじゃないんです。

彼らの「音」を「奏でてる」ストレートな姿勢が

グルーブとして伝わってきてね。

ここのシーンはまさにRcck'n Roll!

 

森田君の声、もしかして女の人?と思ってたら

案の定女性で、しかも女優の平岩紙ちゃんでした。

 

監督の長年かけた労力や、

良く捉えれば研二の生き方そのものがロックなど

色々と称えるところはあるのですが、

全体として見たらそこまで私には鳥肌ものにはならなかったので

どっちつかずの感想です。

インパクトはおおいにありましたがね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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