キネマの神様

キネマの神様

 

 

監督 山田洋次

キャスト

沢田研二…ゴウ

菅田将暉…若き日のゴウ

宮本信子…淑子ちゃん

 

 

映画観だした。

父が亡くなり

悲しさと慌ただしさに明け暮れてたこの2か月。

やっと穏やかな気持ちで見る気持ちになれた。

 

ホラーや心がザワザワする映画は避けて

最初のチョイスがコレでした。

松竹の記念映画。

山田監督。

 

これは主役が志村さんの予定だったが

代打でジュリーに。

映画の中でもそうであるように

コロナが流行りだし、撮影や上映が延びたりと

なかなか大変な思いをして出来上がった作品だあね。

 

ジュリーは以前にも映画とか芝居の経験があるよね?

周りの役者が完璧なのか、

それとも志村さんに近づけようとしての演技なのか

ちょっと浮き気味な感じ。

中盤からは気にならなくなった。

志村さんの顔をジュリーに重ねて見てる自分がいたわ。

志村だったらどう演じていたんだろうって。

 

キャスティングがこれ以上にないピッタリな人たち。

永野芽郁からの宮本信子

野田洋次郎からの稔侍さん。

彼らが中年になったらきっとこういう顔になるってば。

菅田君は…カトちゃんですけどね。

それに北川景子

いや、絶対往年の女優顔でしょ。ハマってたわー!

全くもって違和感などありませんでした。

 

寺島さんや宮本さんの普段強そうな女優のイメージも払われて

ごくごく一般的な女性を演じていたのも流石です。

 

山田監督の映画って「男はつらいよ」や「釣りバカ」が

有名でしょ。

寅さんはちょっとしか見たことないんだけども

でも、しっかり愛が描かれている作品が多いと思う。

夫婦や友情や親子の愛。

(寅さんは妹も)

普遍的な愛ね。それに情がある。

どーしょーもない人間が主役でもなぜか憎めない主役が多い。

そういうの、得意よね。監督。

 

どうやってオチをつけるのかなーと思ってたら

想像通りでした。

 

叶わなかったが、志村=ゴウも観たかったです。

 

 

 

 

 

 

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