母なる証明

 

 

監督 ポン・ジュノ

キャスト

キム・ヘジャ…トジュンの母

ウォンビン…トジュン

チン・グ…ジンテ

 

 

みんな!ウォンビンだよ!

エンドロールに名前が出てくるまで気づかなかったよ。

あの可愛いウォンビンだよ!

うう…若い子は知らないんだろうな。

ぺやイビョンホンと肩を並べていた火付け役の一人だよ。

ってか、2009年作品なのにこんな青年役演じれたんだ?

 

 

あとこれもエンドロール見て気づいた。

ポンジュノ作品だったんだ。

ふーん。

 

主人公のトンジュ母、おばさんが

何やらあやしげな踊りで始まる。

最初っから踊り見せつけられて「え?何?」と戸惑う。

 

タイトル通り、冒頭の踊るオバサン、トンジュ母が主人公。

母の愛はどこまでも深くて、どこまでも愚かで、

秩序なんて蹴飛ばして、法なんて呑み込んでしまうぐらい

神より勝るのが母の愛。

そんな感じですかね。

 

最後の30分は予想を完全に裏切る展開でしたので

(殺された女子高生のばあさんが米櫃から携帯を出したとこから)

まさかそう来るとは!と驚かされました。

よくあるパターンを見事ひっくり返したというか。

 

意図して選んでるわけでもなく

ホント、たまたまなんですが

韓国映画は知的障害の人がよく出てきます。

「チョルス」も「七番房」も。で、これも。

コメディだったり、重い話だったり、系統は様々です。

あんまり好みません。

 

それと警察も無能というのが多いです。

わざとそうしてるのか謎です。

 

予想を裏切る展開と書きました。

これはこれでポンジュノの持ってる引き出しのなせる技です。

ただ個人的には好きではありませんでした。

色々ひっかかる部分が多くて、スッキリしませんでした。

果たして、それでホントにいいのかよ?と。

 

子を思う母の愛は伝わります。

鬼にも蛇にもなれるし、自分の命さえ差し出せます。

狂気に近い行動さえできるでしょう。

でも、問題はその後です。

フィクションとはいえど、

母が子を思う愛に対して私とは違う考えでしたので

とてもイヤミス作品でした。

 

 

 

 

 

母なる証明(字幕版)