マルティニークからの祈り

マルティニークからの祈り(字幕版)

 

 

監督 パン・ウンジン

キャスト

チョン・ドヨン…ジョンヨン

コ・ス…ジョンベ

ぺ・ソンウ…チョ課長

 

 

あらすじ

友人からのおいしい話で

「金の原石」なるものをフランスの空港に持ち込めば

かなりの高収入になるから引き受けてくれないか。

との誘いに、家計が苦しい主婦ジョンヨンは

夫に内緒でその仕事を受けることにする。

が、その「金の原石」の中身は麻薬で

彼女はフランスで捕まってしまう。

言葉も通じない、裁判もさせてもらえない、

刑務所内での最悪な環境。

ジョンヨンは韓国に戻ることができるのか。

 

 

実話なんだってー。

約2年間もの間、フランスにいたようです。

その間の支援っていうのが自国からは一切なし。

 

旅行とか留学とか

好きでその場所に行ったわけでもなく、

異国に着いたらそのまんま刑務所行き。

言葉わからんし、虐めにあうし、

刑務官からはセクハラされるし、

電話もできないし、下着も没収されるし、

自分だったらどーするよ?

と想像したら震えちゃうほど怖いわ。

まず、帰れる見込みの希望が皆無。

 

裁判しないと刑が確定されないから

刑期がわからん。

絶望的になるわ。

 

といっても、大きく捉えりゃ自業自得。

楽して大金を、という

欲に目が眩んだ罪というのはわかるんだけど

ジョンヨン役の女優さんの演技もうまいため

ほとほと気の毒に見えてしかたなかったわ。

 

出てる人が大使館の事務的補佐みたいな

ぺ・ソンウしか知らなかったんですが

彼を見て「あ、少し古い映画?」と思った。

大使館のコイツラもまた、とんでもないお役人だったね。

韓国に限らず、日本にもいるんだろうね。

昔は如実にわかる行動とってたし。

コームインたちのオッサン。

上にはへこへこ、下のモノには強気で。

ずさん過ぎです。

 

余談ですが、フッと思った。

議員と名が付く人が公然わいせつをしたニュース。

一般の人でも人前で露出などしないのに

彼らは一体なぜそのようなことをするのか。

逮捕はされるけど、免職はされないの?

そういう制度ってどうなの?と思う。

 

ということで肩書をもってそうな人は

基本信じてませんから。

ちゃんとお仕事してから

強気な発言してください、と。

 

ボッロボロになって熱演している

チョンドヨンさんが素晴らしかったです。

 

 

 

 

 

マルティニークからの祈り(字幕版)