シン・仮面ライダー

シン・仮面ライダー

 

 

監督 庵野秀明

キャスト

池松壮亮…本郷猛 仮面ライダー

浜辺美波…緑川ルリ子

柄本佑…一文字隼人 仮面ライダー2号

 

 

シンゴジラ、シンウルトラときて(シンエヴァ除く)

シンカメ。

世代も好みもあるがこの中では一番好きだった仮面ライダー

 

評価は否が応でも目や耳から入ってきて

ある程度は知ってはいたが、

自分で見なけりゃ何も言えないのでやっと鑑賞。

うん、映画公開前の予告編が一番ワクワクだったわ。

 

昔の昭和ライダーを意識して

マスクの下からちょろっとはみ出る髪の毛とか

サイクロンの爆音を聞いてるだけで興奮するとか

究極はあの曲が流れた瞬間よね。

もう、いろんな想いが呼び起こされてたのよ予告では。

 

あとはチープさよね。

チープでいいの。じゃなきゃダメなのよ。

特撮はそこがいいの。

あ、けどKKオーグの衣装はみすぼらしすぎてたわ。

チープを求めてるのに

血しぶきが多すぎて、え?てなっちゃった。

そういうのはいらないのにな。

 

2時間でどれだけ見せられるかは監督の腕にかかるよね。

次々にいろんなオーグが現れては消滅し、という流れは

流れだけで言うとゲーム感覚である意味、斬新かも。

個人的にはサソリオーグの頭上の尻尾ウネウネが好き。

ただ、この「仮面ライダー」というお話を

どれだけの人が最初から知ってて見ているのかと考えたら

求めるところはそこじゃないでしょ、と。

 

アクションシーンが想像以上に少なくてね。

緑川ルリ子が主役の座を奪ってるんで

ベラベラと会話シーンが多いんだ。

イチローなんて劇場の舞台みたいなところで

ずっと座ったまんまだし。

せめて採石場にでも行って戦ってくれよ。

最初にイチローが登場したときなんて

話が長くて眠りそうだったわ。

一文字が登場してからはシャキッと目覚めた。

 

そうなのよ!

池松ライダーは優しすぎて頼りなくて暗くって

私の知ってる憧れのライダーじゃないのよ。

どっちかといったら柄本ライダーの方が輝いていたし

向かって行く姿勢が真摯に思えた。

池松ライダーは振り切った孤高のライダーに見えなかった。

これ以上失うものはない、見てろよショッカー!

お前たち悪の組織を倒してやる!っていう意気込みが感じなかった。

成敗してやる、でなくて

平和に話し合いで解決してみようよというタイプ?

なんであんなボソボソウジウジな設定にしたん?

 

監督よ。

力強さが感じられなかったよ。

それとしっかりした「変身」ポーズも見たかったよ。

 

政府機関の2人の名前が「そうなのか!」でしたが

唯一の味方であったアノ昭和ライダーでの2人が

政府の人にキャラ替えされちゃったのも、なんだかねえ~。

「オヤッサン」と気さくに呼べる関係じゃないでしょ。

 

言いたいことがワラワラと頭に渦巻いてますが

文章力がなく起承転結がうまくまとめられん。

とりあえず!

浜辺美波様のフル活躍ってことで。

もう庵野さんはアニメに戻れ。

 

 

 

 

シン・仮面ライダー