監督 ヨナス・ポヘール・ラスムセン
大きく分類すると
アニメ化したドキュ映画です。
「トゥルーノース」もそうですが
この映画もまた過酷で壮絶な過去を持つ話で
亡命や難民生活と
実写なんかではとても描写しきれないだろうし
記憶から消し去りたいような過去もたくさんあるだろうしで
アニメにして、私たちも見れる話しです。
画としては非常に粗く、独特なタッチ。
ですが特徴もとらえており、慣れれば何も問題なし。
アフガニスタンから家族でロシアに脱出。
ビザは切れ、スウェーデンに移住したいので
人間密輸業者に頼むも、悪徳なのがいて失敗。
最終的には一人でデンマークへ亡命。
安全性を考え、彼の名前も仮名です。
それに今まで秘密にして、誰にも言えなかったことも
告白しています。
彼の語る半生を見ながら
自分がちっぽけなことで悩んでることが
恥ずかしくなります。
自分に「バカじゃねーの？」と問いたくなる。
冒頭の問い。
故郷。
安住の地が故郷。
全然平和で安全な国に生まれた私にしたら
故郷なんて…や
今いる場所が故郷だよ…とか
軽々しくは言えない。
自分の生まれ育った国に帰れないアミンを考えると
言葉が安っぽくなるから。
でも
アミンにはこれから
もっともっと幸せに生きていってほしい。
好きな人と
これから定住して根を生やす幸せをつかんでもらいたい。
家族に自分がゲイであることを告白したアミン。
絶対に反対されるだろうなと思ってたのに
長兄のイキな計らいにニンマリしてしまった。
話が分かるぜ！
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