監督 エミール・クストリッツァ
出演
ルシア・トポランスキー
ドキュメンタリーなんだけど
求めていたものと内容が違ったなあ。
この方は何をした人かって言うと
ウルグアイの大統領を5年間つとめた人です。
タイトルの通り
自分の収入の9割を貧しい人々や学校に寄付し、
残りの1割で生活をしとっとです。
最初の方で
ムヒカと監督が向かい合って座り
飲み物をペッペッと吐き出すシーン。
マテ茶だそうです。
一見、気のいい優しそうなオッサン顔ですが
政治論を聞いてると風変りとも思いました。
まあ人より一歩前へ出ないと
あそこまで率先した行動なんてできないですからね。
ムヒカさんが伝えたい「貧しい」という意味は
お金持ってない人のことを指すのではなく
貪欲な人、欲深い人、
心が貧しい人のことを指しているんだと思います。
とすると…タイトルの意味合いがちと変わってくるのにな。
金銭面でのことで、このタイトルなんでしょうが。
名言もたくさんあります。
心が豊かな方なので、詩的な表現もあり
彼の哲学に共感する人もたくさんいることでしょう。
時々、国の市民の歌や踊りのシーン
時々、映画のワンカットのようなシーン
時々、ムヒカの周囲の人のインタビュー
などが所々で入ります。
本人も獄中生活のことなどサラっと言ってますが
知っていけばいくほど過酷なことが起こってた。
映画のように上手に盛り上げることは
ドキュでは出来ないため見ててじれったい。
愛とは。
自由とは。
貧しいとは。
目の前のことしか見えてない自分にハッとさせられます。
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