容疑者Xの献身

ドラマのガリレオは見てた。映画はスルーしてた。
これは石神(堤)と花岡(松雪)がメインな話だわね。
主人公が容疑者であるので、湯川はあくまでもサブ。
でも出来は良かったです。

堤さんの演技が、特に後半の演技が良かった。
あの逮捕されて拘置所に連れていかれるとこのシーン。
光が顔にキラキラとあたって、まぶしそうな。
それまでのうつろな眼の表情から一変しての達成感顔。

数学って答えがちゃんと見つかるのが楽しい、んだと思う。
こういう説もあるよね、という複数回答じゃなくて。
石神は「俺が作った問題。誰にも解けやしない」

殺人のアリバイやトリックを花岡に指示しながら
花岡が最終的に困らないように完全を駆使して行動した。
生きる希望を見失ってた矢先、それを救い出してくれた花岡への恋心。
感謝と恩返しのためにとった行動は完璧。

それが
そうは問屋がおろさない。(古い)
人の心ほど複雑なものはない。
最後の最後に花岡登場。
見事、石神の計算は崩れていってしまった上でのあの叫び。
あー、堤さん、うまいです!