麦子さんと

キャッチコピー

「大キライだったけど、お母さん、ありがとう」

堀北真希…小岩麦子

松田龍平…小岩憲男

余貴美子赤池彩子

・私には刺さった 親子愛映画

公式サイトを見て、余貴美子さんからのコメント。

「たまには親のことを思い出してくれたらいいと思います」

これを見てね、

正直、戸惑ったというか

胸がチクリと痛くなったんだ。

私は素直じゃない。

そして親との縁が薄かったため、

口うるさい母をいつも嫌悪してた。

その母は、私が27才の時に亡くなった。

一緒に暮らしたのは何年間だろう?

生まれてから3才の時までの3年間と(記憶にない)

私が中学生の時の2年間だけだったかな。

その後、近くには住んでいたから交流はあったが

しかしまあ、楽しい話をした記憶はほぼなかったかもしれない。

どっか一緒に出掛けても、帰りにはケンカして

別々のルートでそれぞれ帰ってきたっけ。

この映画を見て

麦子の嫌な部分が、自分の嫌な部分とリンクした。

母のことを受け入れられなかった麦子。

ひどい行動や暴言をしてしまった麦子。

親を親として思いやってあげることができなかった麦子。

全部、私にあてはまります。

麦子は母の同郷の人たちからビックリされるんだわ。

「昔の彩子ちゃんに瓜二つ」と。

私も一緒。

十数年ぶりのいとこの結婚式に出たら親戚からビックリされた。

「お母さんにずいぶん似てきたわねえ!」と。

悲しいかな。

母の若かりし頃の写真を見ると、ホントに似てるんだな。

複雑~な気持ちになったよ。

ただ、わかったことは

親が亡くなって初めて気が付けたことが多かったってこと。

そして

産んでくれてありがとうという気持ちが心から湧いてきたこと。

小言ばっかりのうるさいババアもいれば

子供の顔色ばかり伺ってるババアもいる。

どれが正解で不正解かは知りたくもないけど

最終的には子供がどう受け止めるかによるのかもね。

・ちょっと穴ぼこ多すぎ

ここでいくつかの疑問点が。

穴ぼこ というか

あとは見ている側が勝手に想像してください、と

監督自身がはしょったのか?

思いついたまま、いくつかピックアップを。

【彩子が子供たちに毎月15万円仕送りしてる】

ホテルの清掃員をしてた彩子。

自分の生活費と、仕送り代含めると

どんな最低額でも25万は稼がないと無理っしょ。

ホテル清掃だけでは厳しすぎるよ?

あ、あれか!?

男と別れて生活状況が厳しくなったから

一緒に住もう、と子供たちに提案したのかなあ。

赤いスイートピー 歌えるじゃん】

彩子が若いとき、祭りで歌った再現か?

ステージに突如呼ばれて、歌うことになった麦子。

歌えなくって、鼻でフフ~ンとかしながら

場をつくろっていたのに

(なんかそのシーンが面白かったよ)

ラストでは口パクでだろうと歌ってたようなシーンが?

【警察官ひいちゃって、あれで済むの?】

タクシー運転手の温水さんが自転車お巡りさんをひいちゃった。

いくら地元で仲いいからって

拝み倒してそのまま行ってしまったよ。

コメディならコメディで作り物の世界だから許されても

またちょっと違う気がしたんだけどな。

お巡りさん、鼻血まで出してたから危険では?

タイトルが途中っぽいよね

これも監督の考えなんだろうか。

麦子さんと何?

麦子さんと彩子さん?

麦子さんと兄?

麦子さんといろんな人々?

麦子さんをめぐって?

インパクトもあるようでないしなあ。

名前も地味だしなあ。

私だったら

麻生祐未演じる「ミチルさん」が良かったなあ。

でもお兄ちゃんがいてよかったね。

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