プライベート・ライアン 感想

キャッチコピー

選ばれた精鋭は8人── 

彼らに与えられた使命は 若きライアン2等兵を救出する事だった……

トム・ハンクス …ミラー大尉

トム・サイズモア…マイケル

エドワード・バーンズ…ライベン

・もう見たくな~い!!

そんなこと言いながら見るの2回目。

20年前に一度見て、あまりにも描写が嫌いで途中放棄。

歳月経った今、また衝動的に見ようと。

結果、やっぱり見るもんじゃない。

トラウマになりすぎ。

初めて見る人がいたらきっと思うよね。

冒頭の体が大きいご老人はミラーさんだって。

ミラー大尉の回想でこんなことありましたよって。

ご老人のアップ顔から、

オマハビーチのミラー大尉のアップ顔にカメラがシフトして…。

でもこのご老人はライアンなんだ。

違うだろ~~~!

なんでライアンがミラー大尉のオマハでの出来事を回想できるんだ!

アパムが教えたのか?

いや、アパムも途中でライアンを探せ部隊から参加したから知らないわ。

残るはライベンだ。

そう考えると見終わった後、疑問から萎えへ。

見どころはそのオマハビーチでの30分らしいですが

見どころってよんでいいのかな。

その戦闘シーンがあまりにも衝撃すぎて

悲惨すぎて。いろんなものが飛散して

こんな地獄をなぜ見せる?と過呼吸気味になりながら見てた。

そうだ、昔はもうこのシーンで私は放棄しちゃったんだ。

ホラー映画の方がまだ楽しめる。

ビックリしながらでも笑えるし。

ライアン探せ部隊も納得いかない。

部隊でなく、国の命令が納得できない。

ライアン4兄弟の上3人が戦死したので

末っ子ライアンを家に帰すから探してこいっていう命令。

は?

は?

いや、気持ちはわかるよ。

母親の気持ちとしたら全員戦士なんて。

せめて一人だけでも助かって生き残って戻ってきてくれればッて。

でもそれを国がやってしまうのか?

可哀想じゃん、ライアン夫人がって思ってのことなのか?

だったら他の数多くの人たちはどーすんの?

人数じゃなく、みんなかけがえのない子供たちが

狂った世界に洗脳され、戦争に駆り出され

戦死していってるよね。

3人兄弟なら一人帰れるのか?

2人兄弟なら一人帰れるのか?

一人っ子ならどーすんの?

っていうか、帰れないよね?

帰れなかったよね?

死にたくないのに「ママーママー」って叫びながら死んでいってるよね?

もうダメだこりゃ。

そう思ったなら要人たちがライアンを迎えに行きなさい。

何も戦争最中の大尉たちを行かせることはない。

一応、国のための戦争なのに

これじゃただの国のおつかいじゃん。

そのおつかいのために

途中で死んでいったカパーゾやウエイドだって

兄弟がもしかしたらいただろうに。

ずいぶんとおかしな指令だ。

と、衝撃とか怒りとか

いろんな感情が入り混じった映画なんで

とても疲れたし、脱力感がハンパなかった。

もちろんスピルバーグの思惑通りに

私の感情も揺れ動いたことだろう。

人の命の重さの見方が途中から変わってくるであろうことを。

それに加え、反戦映画だよってことも。

やっぱりもう見たくない。

プライベート・ライアン (字幕版)