フィッシュマンの涙

イ・チョニ…サンウォン

イ・グァンス…パク・グ

パク・ボヨン…ジン

・ビジュアルが人魚の真逆だよー

これはコメディらしいんだけど

ブラックコメディーにしちゃっていいのかな。

切ない話だっていうのもあるし、

なんだこの被り物は!っていうのもあるし、

思いっきりファンタジーだろうっていうのもあるし。

魚男が主人公じゃないんだ。

記者になりたいサンウォンが奮闘する話。

魚男は治験で一人だけそんな姿になってもうて

でも上半身だけなんだよね。

その頭がかなりデカッ!!巨大頭。

それ以上変身していくわけでもないから

言葉は喋れるし、水もコップで飲める。

でも常に乾ききらないように

霧吹きでシュッ、水も大量にゴクゴク。

なんだかな、戦隊ものの怪人のような造形なんだな。

ひとつ前の映画でも書いたけど

絶対的にいい人ぶって実のところ腹黒い奴がいたりする。

その反対もしかり。

金が絡むと必ずこういうことが起きるって…浅はかなクズ人間たちよ。

この映画では、博士と弁護士がそうでした。

どっちが善人で、どっちが悪人かは見れ!

だいたい

こんな魚男になってしまったら

世界的に大ニュースでしょうが。

新薬もすごかろうですが

それよりも魚男の方が一大事件だと思うのにな。

いくら魚の被り物をつけてるからって

いくら映画だからフィクションだからって

魚男が研究のために

被験者になって実験されてるシーンはなんだか見てて嫌な気持ちに。

やばい。

どうしてもサンウォンでなく、魚男がどうなっていくのか

そっちののほうに力入れて見ちゃってたわ。

一体、魚男は何を食べてるんだろう。

ラスト間近では

展開があれよあれよの、いっぱいのどんでん返しがあって

これで良かったんだよな、の〆でした。

モヤモヤした気持ちがおさまらないけど

魚男にとったらこの選択で間違ってなかったんだと思いたい。

フィッシュマンの涙(字幕版)