ある天文学者の恋文

ジェレミー・アイアンズエドワード・フィーラム

オルガ・キュリレンコエイミー・ライアン

・え~気持ち悪~い!が第一声の感想

素敵な映画ですよ。

ファンタジーか、第三者ぽく見るのならば。

でもリアルだと、ちょっと受け付けない。

いい加減、開放してあげようよと思う。

まずね、ロマンス映画なんですが

教授と教え子の秘密の恋ってのに即ひきますわ。

しかも、教授ってばお爺ちゃんほどの年齢。

親子以上の年齢差で恋愛って…。

教授が生きてる冒頭のチュッチュッのショットで私は引き気味に見てました。

天文学者だそうで

この教授、心理学も学んだのでしょうかね。

死んでからもビデオや手紙やメールで主人公に連絡とります。

そりゃあ、最初はうれしいかもしれません。

突然の教授の訃報を知り、混乱した中で

哀しみの最中から教授から時間差で連絡が来る。

しかもそれが一回に終わらず、数か月続く。

死んでも愛してる。

うん、わかりますがな。

でも…徐々にストーカーみたいな、愛の呪縛から逃れられないような。

受け手の気持ち次第なんでしょうが

ドライな言い方すれば

生き別れでも死に別れでも

哀しみは薄れていくのが人の感情であって…

こんなことしなくても

主人公は立ち直り、明るく生きていくと思うんですよ。

もちろん教授のことが好きだった気持ちは忘れずに。

愛した思い出はしっかり刻みながら。

けじめをつけれないまま、

また教授からメールが来たりと、

たぶん気持ちが行ったり来たりの状態ではなかろうと。

しちめんどくせー!!!!

と半ばイラつきながら見てました。

ああ、この監督、男なんですね。

それもロマンチストな人。

あ!ニューシネマパラダイスの監督でした。

きれいな女優さんを主人公に持ってこさせるのはお得意ですが

設定が今一つでした。

女性受けしないでしょ。

ロマンチックは天文学の、お星さまだけにして

広げなければ良かったのに。

しいてあげれば

石膏のモデルになった主人公の

「顔のゆがみ石膏」がそれなりにアートだな、って思いました。

ある天文学者の恋文(字幕版)