君の名前で僕を呼んで

君の名前で僕を呼んで(字幕版)

 

 

監督 ルカ・グァダニーノ

キャスト

ティモシー・シャラメ…エリオ

アーミー・ハマー…オリヴァー

マイケル・スタールバーグ…エリオ父

 

 

イタリア映画。

全然気づかず見てた、ボーイズラブ映画。

途中から「これはちょっと…そういう映画でしたか」。

 

他の人の感想を見るとずいぶんと高評価。

私には合わなかった。

ボーイズラブだからではない。

恋愛に男女の差や、人種の差は気にしないので。

ただ単に退屈、でした。

 

監督は、、、やっぱり男か。

なんかそんな気がしてた。

エリオの元カノ?がやけに物分かりが良すぎたんでね。

 

音楽の使い方は良かった。

83年の設定らしいが、

避暑地の風景もベルガモの山間も惚れ惚れするほどキレイだった。

 

オリヴァーとのひと夏の恋。

ホンキで好きになった恋。

そしてオリヴァーが去っていく哀しみや喪失感。

主人公エリオの父が語る言葉が

私には一番響いた。

 

この年代で、なんてオープンな家族だろう。

秘めた恋をしてたはずなのに、

両親にはお見通しだった。

友情以上の気持ちを肯定し、

恋が終わったことに感情を無視するな、とエリオに伝える。

痛みを葬るな。

感じた喜びを忘れずに。

17歳の息子にこういう風に伝えるとは。

 

そう、17歳なんだよね。

普通にタバコ吸ってましたけど、

このころのイタリアはOKなの?

 

合わなかったところは

行為に及んでる最中の音が気になりすぎて(汗

キスシーンでもいちいち音が出まくり。

もう私の頭の中ではキスシーンではなく、

唾液交換になってました。

 

それとアプリコットのほじくり方。

最終的には自慰行為の道具になってしまいましたが(笑)、

ベッドの上であんなに果物の汁垂らして

べとべとになっちゃうよー!と不快でした。

 

小説からの映画化のようです。

物語の途中までしか書かれてないってWikiには書いてあったんで

どっからアレンジものになったのかわかりませんが

もし監督が女性なら

表現はもっとマイルドになってたかもしれないわ。

 

オリヴァーも本気だったと思いたい。

一時でもホンキだったんだよね?

半年後の電話では婚約するとかって

ずいぶんなことをエリオに報告したけれど。

なーんかオリヴァーの心情が

よく掴めないままだったんでスッキリしませんでした。

 

 

 

 

 

君の名前で僕を呼んで(字幕版)