ジャックと天空の巨人

 

 

監督 ブライアン・シンガー

キャスト

ニコラス・ホルト…ジャック

スタンリー・トゥッチ…ロデリック卿

エレノア・トムリンソン…イザベル

 

 

かっこいいおとぎ話だ。

なにがカッコいいのか?

ふふ…大人もしっかりと楽しめて、

子供の記憶にも残りそうな多少の怖さがあって

なによりも真剣に見てしまったし、

フィギュアがあったらほしいと思う巨人もいたし。

そこがカッコいい=いかしてる=センスある映画だった。

 

制作した人って「顔」が好きなのかね。

馬にマスクの下部に顔いたし、

天空島のジャングルから現れた最初の光景には

顔から滝がでてくる彫刻だったし、

ライオン顔型で口から弾が出る砲弾もあったし。

 

巨人の造形がキョーレツ。

将軍ファロンの肩に小さな頭のやつがいる。。

なんだ?あの造りは。

CGで作ってるのでなおさらなんだけど、

いちいち被せる声とピクピクした顔の動きに

目を離すことができなかったよ。

 

他の巨人も穴が開くほど見ていたい造形。

ただね…吹き替えで見ちゃったの。

このお笑い芸人達の吹き替えって…ナシだわー!

 

巨人の世界観は

進撃~とゴブリンが混じったような。

後半で城に向かって攻めてくる巨人たちが

思わず昔カップヌードルのCMでやってた

「アーユーハングリー?」の原始人のように見えたわ。

 

人間界の人たちも悪くはない。

出てくる人物像が、絵本に出てきそうな容姿揃い。

違和感はなかった。

まあ特にロデリック卿の子分がピカイチ絵本の中にいそう。

 

元の「ジャックと豆の木」は

なんとなく覚えてはいるんですが

この似たような話の映画を見て

疑問が出てきた。

 

豆が成長し、ツタが空に向かって生え、

登っていった先には浮島のようなものがある。

そこには植物や滝、小川もあり生き物もいる。

巨人は1体だけじゃなく、かなりの数がいる。

女巨人は出てこなかったが、きっといるんだろう。

実に不思議な空間、いや浮島。

どうやって巨人たちは生活してるんだろう。

羊とか丸呑みしたところで、足りないだろうに。

考えたらワクワク感が止まらない。

想像力が増す。

雲の上だから実際は雨も降らないのに水あるし。

 

主役のジャックが王冠をかぶって現れたとき、

突如として武器を捨て去り、巨人がひれ伏した場面は

すっごい気持ちいいんだろうな、ジャックよ

と勝手に感情共有しちゃいました。

 

 

 

 

 

 

ジャックと天空の巨人 (吹替版)