私をくいとめて

 

 

監督 大九明子

キャスト

のん…黒田みつ子

林遣都…多田君

臼田あさ美…ノゾミさん

 

 

なんだか不思議な世界観。

一歩間違えると、みつ子が狂人に見える(笑)

頭の中のAはみつ子と同化してるんだ。

 

Aが話すたびにずっと思ってた。

この声、聞いたことある!って。

特徴あるもんね。

絶対そうだと思ってた。

が、形として現れたAは前野さん。

あれ~?勘違いだったのかなあ?

こんな特徴ある声してたっけ、前野さん。

エンドロールで「中村倫也」が出てきたんで

なあんだ、やっぱり。

人が形となって現れると、声の特徴がかき消されて

視覚効果が強くなるもんなんですね。

 

視覚効果で思ったんだけど

カーターを演じてた役の人。

かっこいい?でもクセ満載な役の人。

パッと見、阿部寛のモノマネやってる人かと…。

よくよく見たら別人さんでしたが、これも視覚効果(笑)

 

原作が小説ってことで、

それを映画にするのもまた視覚的なこと。

小説は読んでないのですが、

みつ子がローマに行く機内の中で

乱気流だかで飛行機ユレユレでみつ子パニック!

その時にAが「く~、と声出せ!」と言って

出てきた「く~」が風船の形となって現れた。

「く」「ち」「び」「る」も形になった。

小説だとどういう表現してるのか気になりました。

 

のんちゃんをCM以外で久々見た感があり、

なんか嬉しい。

みつ子役でいろんな感情を出しまくり、

喋りまくり、魅力をドバドバ出してくれました。

 

「おひとりさま」なる一人行動を楽しめる女性。

いいじゃないですか。

私の知り合い、普通に一人ディズニー行ってたし。

多田くんと同じ部屋で一泊のシーン。

緊張するし、気遣うし…最初はね。

うーん、でも一人の方が気が楽ってのわかる。

これは誰かと一緒に暮らしてるともっとよくわかる。

一人の時間は大事、大切。

けれど楽しいときは2倍になる。

人との付き合い、それがたとえ夫婦であっても

距離感大切だよなって思います。

 

ここのホテル廊下での一人セリフ&感情は見事でした。

 

Aは結局「ざっぱーん」して消えたのかな。

 

 

 

 

 

 

私をくいとめて