点

 

 

監督 石川慶

キャスト

山田孝之…高志

中村ゆり…ともえ

 

 

あらすじ

ショートフィルム映画。26分。

理容店を営む高志の元に

幼馴染兼元恋人だった、ともえが訪れる。

久しぶりの再会。

ぎこちない会話。

お互いの、戸惑いながらも話し続ける

機微さ加減がこそばゆく感じる作品。

 

 

想像してたのと違ってた。

そして評価がいい、ようだ。

極めて「静」を表現している作なので

からしたら

へ…もう終わりなんすか、とカクンと来た。

 

そんなもんなの?

はい、そんなもんでしょ。

的な終わり方。

それ以上のドラマはもう生まれないし、始まらない。

 

山田孝之はやはり表現者だ。

私の視点でいうと

レオナルド・ディカプリオのような役者だ。

 

何が言いたいかというと、

勇者ヨシヒコにしても、闇金ウシジマくんにしても、

白夜行にしても、

演じてる役を見てると彼に恋ができる。

悪役でもね。

繊細な役だと、一段と彼が好きになる。

が、テレビで素なのかわからないけど

インタビューをしてる彼を見てると

気持ちがダダ下がりになる。

タイプではない。

レオ様もそうなのよ。

映画の彼は素敵なのに、それ以外は

何も興味が湧かない。

まさに表現者としては人を惹きつける

一流の俳優、だと思う。

 

この作品にもそれが感じられた。

 

ボソボソと喋る様子も、

ともえを鏡越しに見る一瞬の目線も、

ともえが帰った後に鏡で自分の髭を見る姿も。

 

前髪パッツンは笑う所だったのでしょうか。

あれは…理容師なのに致命的。

それとも、わざとああいう前髪に仕上げたとか?

見慣れれば、なかなか可愛いんですが(中村ゆりが可愛いから)

一瞬ギョッとしちゃいました。