シンドラーのリスト

シンドラーのリスト(字幕版)

 

 

監督 スティーヴン・スピルバーグ

キャスト

リーアム・ニーソンオスカー・シンドラー

ベン・キングズレー…イザック・シュターン

レイフ・ファインズ…アーモン・ゲイト

 

 

3月は昔の名作を見返してみよう月間。

 

 

ジョーズ」で勢いづいてしまって

またスピルバーグの作品を見ることに。

他の感想を見ると、「偽善だ」というフレーズを

たくさん目にしたんですが、これは???

スピルバーグに対してのことか?

 

まあ、そんなのは私にはどうでもいいことだ。

これが脚色アリでも半分以上は史実だし、

たとえ監督が賞狙いだとしても

見る側の感じ方や受け取り側はそれぞれなんだから。

それだけ歳月かけて構想練って、

世に知らしめた作品なので、それも含めてすごい監督だと思うがな。

 

監督よりもむしろ脚本を担当した

スティーヴン・ザイリアンに注目したわ。

彼は実話ものを手掛けるのが得意なんで

人物や背景、当時の世相などいかに魅せるか。

 

実際のシンドラーよりも、いいひと風にw

 

大狂乱の戦時下だと人は化けの皮が剥がれる

っていうのを、まざまざ感じてしまったかもしれない。

生きてる間、戦争もなく安泰だとしたら

アーモンゲイトはもしかするといい奴だったのかも。

憶測だが。

シンドラーも道楽金儲け主義のたわけた奴だったかもしれない。

実際そうだったらしいが。

善行と悪行のどっちに転がってしまうか、

自分でも予測がつかないのが戦争。

 

言葉がうまく見つからないのよ。

闇商売から一儲けの考えから始まって、

なんでかその流れで熟練工を必要とするために

あれよあれよと救済に関わることになった。

それで多くのユダヤ人が救われたのは事実。

最初から聖人君子ではなかったわけだしね。

 

映画のストーリーから離れて、

演じた人とご本人たちが一緒に歩き

シンドラーの墓に石を供えるラスト。

これを見せるのに脚色を交えながらでも

正面切ってこういうことがあったんだ、

と映画で伝えていくのは

知らない人にとったらいいことだと思うのよ。

 

「一人の人間を救うものは、全世界を救う」

すごい言葉だよね。

車を売ったらあと10人救えた。

バッジを売ったら2人、いや1人は救えた。

この人身売買は正義の名の下で出来る取引。

 

数回この映画見てますが、毎回思う。

シンドラーが金持ちだったからできたんだよなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンドラーのリスト(字幕版)