1987、ある闘いの真実

1987、ある闘いの真実(字幕版)

 

 

監督 チャン・ジュナン

キャスト

キム・ユンソク…所長

ハ・ジョンウ…検事

ユ・ヘジン…看守

 

やっと見れた。

かなりの豪華キャスト。

知ってる顔ぶれ多々。

ハ・ジョンウ先生を見たさにこれを見たつもりが

途中から出てこなくなったw

が、そんな俳優見たさに…という気持ちは

吹っ飛んでいく。

 

かなりの熱量。

そして見終えた後の脱力感がハンパない。

 

当時の私はこんなことが韓国であったなんて

知る由もなく。

(政治にかなり疎くて)

歴史がまだその日から30年しか経ってないのに

韓国ではこんなことがあったんだね。

軍事政権を変えようと

必死に戦ってた人々。

バブルで浮かれてた当時の日本。

なんてのどかな国なんだと対比。

 

韓国パワーに圧倒されて

見終えた今、ほとほと疲れ果ててます。

そして多少の脚色はあれど、

ほぼ史実通りに作られた作品だと思うので

簡単に言葉に出来ないでもいます。

 

日本人が一丸となって

ここまで闘い抜けるかと問われたら

たぶんできないでしょう。

今はもっとドライ化してるし。

韓国の歴史から見ても

韓国人という民族の血の強さ濃さが

団結して、声を上げ、動かした力だと感じます。

 

権力に立ち向かうって相当な勇気。

ましてそれが国相手ならなおさら。

記者も看守も立ち上がった大学生たちも神父も

運動家の人も行動は別々。

これといった「主人公」として際立って行動してる人は

いないんだけれど

志は同じ。

民主化するために信念を貫きとおして動いているところが

胸に刺さります。

 

悪の所長を演じたキムユンソクも見どころ。

「チェイサー」を見ればハジョンウと立場逆転の役なので

うひょ~となるし。

 

いろんな弾圧がある中で

こういうのを映画にした監督。

応戦したキャストたち。

世に暴き、広め、公開できた作品。

見ごたえありすぎます。

 

これはこれで素晴らしく衝撃受けた映画でした。

が、

ハジョンウ先生の出番が消化不良でしたので

他作品も見ることにします。

 

 

 

 

 

 

 

 

1987、ある闘いの真実(字幕版)