監督 片渕須直
キャスト(声)
のん…北條すず
細谷佳正…北條周作
岩井七世…白木リン
だから前の2016年版のも見て書いたけど
コッチも同じや。
全体的にぼわ~んと。
大絶賛されてるが、こっちを見ても変わらなかった。
前のを見てから4年も経ったし、
こちらはロングバージョン?
リンさんのエピソードが追加されるので
気持ちにも変化があるかなあと思いきや…。
私にはそこまで「来る」ものがなかった。
思ったんだが、
たぶん私とすずさんの相性が悪いんだと思う。
前のより、かなりすずさんのたくましさや成長っぷりが
丁寧に描かれているので
大人のすずさんも見がいはある。
戦争前後で起こってるすずさんを始めとする周囲の人達
ってのが話でしょ。
長くした分、ぼわ~んとしてた部分をより表面化させたり
リンさんとの交流で、茶碗から過去の周作の気持ちをを知り
すずさんの中で様々な感情が…っつーのが今作。
でも、この物語はまだまだパステルカラー色が強すぎて
甘いお話なのですよ。
これはもうどうにもならない。
なぜかって、すずさんは淡色の人で私は二次色のタイプだから。
すずさんメインで紡いでいるこの物語。
私の感情が入り込める場所がありませんでした。
リンさんのセリフで
「居場所はのうならせんよ」ってのがありました。
このすずさん主役の世界観には見いだせなかったけど
もしかすると径子さんか、リンさんが主役なら
私がどちらかの彼女たちを観る居場所はあり、
入り込めたかもしれないなどと思いながらの鑑賞でした。
すっげー、自分にしかわからない
アホみたいな哲学的な文章になってしまった。
自分語りが好きなただのバカみたいだわ。
ちょっと仕切りなおそう。
その時代時代に合う暮らしをしていかなきゃ
ならんのは承知ですが
この時代を生きていた人は総じてたくましい。
失うものが多かった分、必要なものがわかってらっしゃる。
現代で生きてる私の悩み事なんて
彼らからしたらハナクソにもならないほど小粒だってこと。
自分の父親も
長崎の空襲で浮浪児となった一人でした。
父が生きてる時に、もっと話を聞いておきたかったなあ。