監督 ウィル・マコーマック
マイケル・ゴヴィア
短編12分映画。
セリフはほぼなく、アニメと影で話が流れていきます。
それでも充分伝わる。
夫婦の大切な愛娘が
学校で起こった銃乱射事件で命が奪われてしまう。
そのつらさと哀しみと喪失感で
夫婦の心も離れかけていく。
影は罵り合ったり
抱きしめ合ったり
娘を学校に行かせまいと必死に抵抗したりと
様々な感情を影の形として投影していってます。
途中、いつの間にか大粒の涙が出ちゃってましたよ私。
10分すら経ってないのに
ここまで悲痛な感情をアニメと影で表現するなんて、ね。
ラストは少しだけ和らいだ気持ちになります。
けど、やるせない気持ちも残ります。
よくできた映画でした。