パラダイス 人生の値段

 

 

監督 ポリス・クンツ

キャスト

コスティア・ウルマン…マックス

マルレーネ・タンチク…エレナ

コリンナ・キルヒホッフ…年を取ったエレナ

 

 

ネトフリ作品。

評価は低いですが、私はこれは面白かったなー。

色々想像膨らむし、考えさせられる話でした。

もちろんツッコミどころもあったし。

 

 

自分の人生?寿命を人に売買提供する話。

自分の寿命が担保になったりしちゃうんだ。

んー、若ければ恐ろしく感じたかもしれんが

私のような年代に入ると

40年分の寿命は提供できないしな。

それに例え、10年分を提供したとしても

見た目がたいして変わらないかもしれない

と余裕の雰囲気で見れたわ。

 

適合者がいれば売り買いできるみたいですが

売る人の寿命って誰が知ってるの?

例えば40代の貧乏人が「自分の寿命20年売ります」

と願っても

途中でその人、病気であと10年後に死んでしまう可能性もあるでしょ。

 

ふふ…どうしても自分が貧乏人だから

富裕層の目線で考えられない私がいました。

寿命を買う事なんて一切考えずに見続けてた笑

けれど、こういうのが本当に存在するのなら

お金持ってる人は

飛びついちゃうんじゃないかなあと思う。

だってたぶん見た目だけじゃなく

臓器や細胞まで若くなるんだろう。

公にではなく、闇で臓器売買してる国もあるわけだし。

って考えると恐ろしい話だわ。

 

最後にはなんだか悲しい気持ちになりました。

マリーの母親、CEOの若返ったおばさんの

娘に対する薄情な気持ちがとてつもなく悲しくて。

自分が可愛ければそれでいいのか的なセリフが…ね。

いくら若返ったとしても

心が貧相になってることに気づかない愚か者。