ロスト・フロア

 

 

監督 パチ・アメスク

キャスト

リカルド・ダリン…父親セバスチャン

ベレン・ルエダ…母親デリア

オズバルド・サンドロ…ロサリオ

 

 

原題が「Septimo」っつーんですが意味は「7番」。

どういう意味だ?

住まいが7階ってことかな。

 

ある朝、子供たちを学校に送ろうと

主人公は一緒にエレベーターの前へ。

そしたら子供たちは競争しながら階段下りをしたいと。

ママに内緒でね、と。

主人公は一人エレベーターへ。

1Fに着いたら子供たちがいない。

何処探してもいない。

管理人も交えて探してもらっても見つからない。

さて、どうなってしまうんだ?ってな話。

 

映画の冒頭、運転しながら電話してる主人公だが

なぜか生理的に顔がいけすかない。

でもって、なんであんな小さい子がいるんだ?と

ビックリもした。

妻のデリアもどう見てもいい年齢に見えますが。

年齢設定がおかしくないか?

 

子供たちが階段を下りてる最中に

忽然と消えてしまった。

そりゃあ親としてはパニックになるわな。

一緒に階段を下りていかなかった責任もあるし。

 

誰もかれもが犯人じゃないかと疑いたくもなる。

それらしきような住民がいるっぽく描かれてるし。

でも、なーんか人物像が甘すぎるんだよね。

人々の陰の部分が一瞬でも見え隠れしてたら

余計にコイツか?いや、コイツなんじゃないか?

と推理しながら見るのがもっと楽しくなったのかも。

 

主人公の仕事が弁護士で、

この日にたいそーな公判があるらしくって。

時間になっても裁判所に姿見せないもんだから

ジャンジャン電話かかってくる。

子供が誘拐されてそれどころじゃないってのに

始めは「あと30分で行く」とか何度も言ってるし。

 

色々あって結局、子供たちと再会できた主人公。

こんだけ探して、警察まで呼んで

半日ぐらい経ったはずだよね。

子供と言っても小学4年と2年。

どこにいたのかとか、どんな人と一緒だったのかとか

なぜに聞かない?

 

子供たちも不安がってたとは思うが

なぜ能天気に笑顔でパン食ってんの?

「こんなオバサンといたんだよ」とか

なぜ話さないんだ?

学校行けなかったわけでしょ。

いつもと違う行動したらビビるよね?

 

3Fの警視も絡んでたわけでしょ。

妻のことは黙っておくにしても

この先、警視がしたことも放っておくのか。

 

あと脅して10万$奪った問題もあるし

子供たちと一緒に暮らしていけるのかね。

全然解決してないような気がするんだけど。

ま、いけすかない顔の奴だから別にいっか。

 

 

 

 

 

 

ロスト・フロア (字幕版)

人類滅亡計画書

 

 

 

 

 

 

監督 イム・ピルソン

   キム・ジウン

キャスト

1話目 リュ・スンボム…ユンソグ

    コ・ジュニ

2話目 キム・ガンウ…チーム長

    ソン・ヨンチャン…会長

3話目 ぺ・ドゥナ…大きくなったミンツ

    ソン・セビョク…ミンツの叔父さん

 

 

韓国映画を持ち上げてたんでまた韓国映画を。

 

これはオムニバス映画だったのね。

思いっきりジャケットでデカデカとぺドゥナが映ってるんで

ぺドゥナで通してる映画なのかと勘違い。

ついでに言っときますが、

かなり評価分かれるんじゃないかと。

 

私は見なくてもよかったような映画と判定。

向こうの「世にも奇妙な~」レベルです。

シリアス系は得意としてもSF系は韓国って弱いのか?

 

1話目 素晴らしい新世界

 

これはゾンビもの。

もうー終始汚い!汚らしい。

鍋の中の腐った煮込みの食べ物。

カビ生えたリンゴ。

集積所のごみ箱の中。

吐き出したツバキも。

キスしてるアップ画面も。

生肉を手で鷲掴みにしてるアナウンサーも。

すべて汚い。

 

2話目 天上の被造物

 

この3つの中では一番まともに見れた。

AIロボットが寺院のお坊さん。

無表情な人型の顔が戸次さんに見えたりする。

人間曰く、AIは考えたり悟ったりしないのがロボット。

しかしこのAI、ホントに悟り得ちゃった。

涅槃に入られた時にゃ思わずググッときた。

長編で見てみたくなったよ。

オチが!!

 

3話目 ハッピー・バースデー

 

やっとここでぺドゥナ。

だけど出演時間はラスト近くで。

銀河鉄道999の車掌さんがまさかの出演?

途中途中テレビのニュースが流れるが

キャスターの泳いでる目と

女子アナが暴露告白してきてオモロ。

最後までよくわからない話の流れ。

10年もシェルターで暮らせるわけない。

 

騙された感が…。

 

 

 

 

    

    

人類滅亡計画書(字幕版)

目撃者

 

 

監督 チョ・ギュジャン

キャスト

イ・ソンミン…サンフン

チン・ギョン…妻スジン

キム・サンホ…刑事

 

 

ジャケットにそそられて。

角度や内容は違うけど「八つ」に似てる。

 

どうしてこうも韓国はこういうもの上手いよね。

2時間物のサスペンスドラマっていうのには失礼に当たるぐらい

何かを残してくれる。

韓国びいきでは決してないけども

ゾワゾワっていう映画は日本よりよっぽど長けてる。

 

キムサンホが出演してた。

この人、何度か映画で見たことある!

それで私は韓国の大地康雄と呼んでいる。

クシャッと笑った顔が可愛いオジサン(笑)

 

映画の内容は

殺人現場を目撃してしまった主人公の

行動によって…的な話です。

 

韓国の警察はダメ警察で

信用もできないって言い分はおいといて、

あそこまでハッキリ見ておいて

情報を提供しないってのはどうなんだろう。

やっぱり犯人がこっちを知ってるから?

 

同じ時間帯でエレベーターで鉢合わせた女性のこともそう。

そんなことがあっても通報しないのはなんでか?

もしかすると自分の娘が殺されるかもしれないっていう恐怖?

 

そんな場面にでくわしたことがないから

自分にそんなことがふりかかってきたら

どうするだろうね、私も。

 

が、警察は一回犯人を逃がしてしまった。

まだウロウロしてるってことよね。

もしかするとずっと捕まらないかもしれないよね。

そしたら…自分は一生犯人に殺されるかもって思いながら

暮らしていく方が危ないと思う。

 

まあすぐに通報してしまったら

この映画の恐怖が成立しないし、

あっという間に映画終わっちゃうか。

 

真犯人がわかりニュースの声が流していた言葉、

小さい頃の虐待もなければ、精神障害もない

ようなセリフ。

いたって普通の顔して普通に街中にいるような「異常者」

ってところがなんとも怖い。

 

あとはラスト。

主人公が叫んだ時の反応がないマンション。

無関心。

 

この2つは現代にも当たり前のように起こってること。

私ももしかすると

help!の声が聞こえても窓覗かないかもしれない。

大声で「俺の桃缶食っただろ!」っていう

夫婦喧嘩の声は面白すぎて覗いてしまったが(笑)

どこん家でケンカしてるのか知りたかった(笑)

しかも夏、窓開けてケンカするなよ、って思った。

 

殺されたチェさんの旦那がマンション住民に

ビラ播きするな!と詰め寄られたとこと、

犬のピッピが…

このシーンは嫌だったなあ。

 

 

 

 

目撃者(字幕版)

一か月かけてやっと退院

父が肺炎で2/19に入院して

やっと退院することができました。

 

一時は簡易酸素マスク(気管挿管までいかないやつ)つけて

非常事態でしたが、頑張って持ち直してくれた。

 

直接面会もできないため

オンライン面会すること1回。

その時は酸素チューブも取れていて

普通に会話出来てました。

今まで声を出して話すこともままならなかったので

喋る喋る。

ホント良かった。

 

たぶん緊張からのストレスで

私も喉が腫れたんだと思う。

痛みも腫れも今はひいて、健康体に戻りました。

体が訴えるストレスって後からやってくるもんだ。

 

ただし、心不全という病気は決定なので

これから今まで以上に気を使っていかなければいけないね。

入院してる時は病院にまかせて

いろんな意味で安心できたけど

日常に戻ったら、やっぱり父一人での生活なんで

気にかけていかなければ。

 

まずは食事。

炭水化物(糖質)しか食べてくれないんで、

これは改善しないと。

元々小食な人なんで困りどころなんですが。

 

あとは家族で話し合い。

何度も電話でも対面でも医者から

「次にまたこういうことがあった時、どうされますか?」

と怖いことを言ってくるんで。

怖いけど、避けて通れないことだから。

重く真剣に話し合わないと。

 

大部屋に移ってたから電話もできないし、

ショートメール送っても一方通行だったんで

経過報告が病院からの電話でしかわからない状況でした。

これからも

コロナ時代が続くので

病気や入院はしてはいけない。

今までのような面会はできなくなってます。

 

仕事も本腰入れては当面できないかな。

延々副業やってくしかないのか?

副業のみじゃ生活苦しいんですけど。。。

 

でも!

今やらなきゃいけないことをやるのみだ。

前へ進め。

 

 

 

 

 

 

 

 

ニワトリ★スター

 

 

監督 かなた狼

キャスト

井浦新…草太

成田凌…楽人

沙羅マリー…月海

 

 

のどが痛くって。

扁桃腺が腫れてるのかもしれない。

ちょっと調子悪い今、この映画を見て

冒頭から…ひどいわ!!!

 

赤ちゃんがお母さんのオッパイを飲んでる穏やかなシーンから

いきなり口にしてるモノが変わってゲゲゲ!!!

 

その後、素敵じゃないゲイさんたちの絡みや

バイオレンスを超える壮絶人殺しシーンも出てくるわで

ああ、これは流し見決定な映画だな。

じっくり見る映画じゃないな、と思ってました。

想像してたのとは違ってたのでね。

 

しかーし!!!

前半と後半がここまで違う話も珍しい。

後半はどんどん愛があふれてくるストーリーになってた。

 

大目に見ようとしたのだけど

やはり気になるイントネーションする関西弁の井浦新

私も関西人ではないんで

詳しい微妙なとこはわからないんですが、

それにしても気になりすぎたw

 

あと謎の殺人鬼のような神の男。

最初ね、TKO木下さんですかい?とも。

いや違う。

あれ?サモハンキンポーですかい?とも。

出るわけないだろうと。

よーくよく見ると…鳥肌さんではないですの!!!

ロン毛カツラをかぶってたんで一瞬わかりませんでした。

それに体型が…知ってましたけどね。

時たま鳥肌さんの動向を検索掛けて見てますんで。

 

そう、鳥肌実氏が出演ってマジマジ稀なんで

これはファンにはたまらないであろう。

目には目を。毒には毒を。

津田さんがスカッとジャパン並みに崩れ落ちてった。

 

それとLiLiCo姉。

濡れ場をやっちゃうなんて驚きました。

まさかでしょーひょ~~!!奇声あげてしまいました。

 

この2つはホント見どころです。

 

ずっとキツイ話じゃなくて良かったよ。

で、ところどころアートなアニメーションも入ってるのね。

斬新だわ。

元気な時にこの映画は見るべし。

 

草太と楽人が住んでたあのアパートって

実在してて、監督が住んでるらしいですよ。

ファンキーだわ。

 

 

 

 

 

 

ニワトリ★スター [DVD]

 

 

監督 佐藤祐市

キャスト

土屋太鳳…丹沢ニナ

芳根京子…淵累

浅野忠信…羽生田

 

 

CMが一時、うざいぐらいやってました。

いまでもAmazonから映画を見ようとすると

太鳳の「うーわっ!」っていうアップセリフが

たくさん流れるのでうざいなと。

 

個人的にで申し訳ないっすが

主役お2人ともあまり好きな女優さんではありません。

あ、最近すこーしだけ芳根さんは好きになってきたかも。

 

意地悪な本来のニナの役は

太鳳とっても上手いです。

累に入れ替わった太鳳は違和感あります。

どーだ、私の心も意地悪チックだ!

 

それでも!

舞台で踊ってる太鳳は見違えるほどきれいでした。

いつものわざとらしさぶりっこ太鳳ではない。

あ、こういう役もこなすんだ?と

少し評価上がりました。

 

横山君がちんけな役で出演してました。

烏合さんという偉い演出家らしい役なんですが

素の横山君らしいムッツリした役でした。

これ、もしかしたら演技力いらなくない?と思ったほど

出だしはだんまりこくった烏合役でした。

 

また主役2人に戻りますが

特にものすごく奇麗な顔立ちとはおもってません。

人の価値観なんでご容赦!

で、何が違うかっていうと累は顔に傷がある。

それと陰キャですな。

体型も髪型も似てる。

そう、だから入れ替わりの映画なんですが。

 

累が普通過ぎるんです。

ニナもきれいすぎないんです。

どっちかに美醜の差が大きければ

もっと面白かっただろうに、と思ったんです。

 

例えば

ゆめっちと早見あかり

ゆめっちの演技力がわかんないか。

 

よしこと小雪

体型が似てないか。

 

江口のりこ菜々緒

これならイケそうじゃね?

 

好き勝手にほざいてしまってすみません。

 

顔の入れ替わり映画はフェイスオフのほうが

断然面白かったです。

ケイジとトラボルタ、2人とも面長顔。

比較しちゃいけんよね。

 

でもキスして顔が替わるって…

あの口紅、どんだけの魔力持ってんだ?

 

 

 

 

テイク・シェルター

 

 

監督 ジェフ・ニコルズ

キャスト

マイケル・シャノン…カーティス

ジェシカ・チャステイン…サマンサ

シェー・ウィガム…デュワート

 

 

マイケル・シャノンにピッタリな役の映画だわ。

この人、風貌がタランティーノにも似てなくはないが

日本の役者にすると杉本哲太に似てる。

雰囲気ね。

「ランナウェイズ」では役に全然合ってなかったので

可愛そうに思えたほど。

 

 

最後まで見終わって

「備えあれば憂いなし」だねえ。

と思っては見たものの

そう思ったのは私だけで、

全然解釈は他の人と違ってたみたいw

 

統合失調症というのは

この映画の主人公が感じてるような症状らしいです。

でもって、ラストでも油のような雨が降ってきますが

二人組精神病というのもあるようです。

共有しちゃうらしい。

 

病気なんだか、超能力あるんだか。

私はてっきり後者だと思い込みながら見てたんですが。

そっちの展開の方が面白そうだったし。

違ってたのね…。

 

配偶者、もしくは最愛の人が

人生の中でこのような状態になった時に

どうしていくかが問われるってやつです。

周りは誰も理解を示してくれない。

それでも私はあなたの味方よ、映画です。

 

映画の中でカーティスの奥さんは

最初こそ主人公の行動があまりにも突拍子もないことばっかだったので

キレたり怒ったり。

わかります。

これだけ心配してるちゅうのに

何も語らずはいかんよ、カーティス。

だってあんたら夫婦じゃん。

健やかなるときも病める時も、って誓ったでしょ?

相手を信じようよカーティス。

 

と、ダラダラ見てたわけですが

ラストってなんでしょう。

病気でも予言でもいいんですが、結局どっちにしても…

的な終わり方です。

 

ですが、結末の結果は多分に実はどーでも良くって

あなたが今までとってきた行動が

私やっとわかったわ!

という理解こそ愛みたいな締めくくり方をしているってとこです。

 

不可解な悪夢と、幻聴に悩まされてる主人公。

当然、笑顔など見せず苦悶の表情ばかりで

シリアスなんですが

笑ったとこが一か所あった。

同僚のデュワートが車の中で唐突に

「実は夫婦で3Pを考えてる」と言い放ったとこ。

ああ、そこで主人公は笑ってました。

私も笑いました。

なんであの会話をセリフに入れたんだろう。

 

 

 

テイク・シェルター(字幕版)