テイク・シェルター

 

 

監督 ジェフ・ニコルズ

キャスト

マイケル・シャノン…カーティス

ジェシカ・チャステイン…サマンサ

シェー・ウィガム…デュワート

 

 

マイケル・シャノンにピッタリな役の映画だわ。

この人、風貌がタランティーノにも似てなくはないが

日本の役者にすると杉本哲太に似てる。

雰囲気ね。

「ランナウェイズ」では役に全然合ってなかったので

可愛そうに思えたほど。

 

 

最後まで見終わって

「備えあれば憂いなし」だねえ。

と思っては見たものの

そう思ったのは私だけで、

全然解釈は他の人と違ってたみたいw

 

統合失調症というのは

この映画の主人公が感じてるような症状らしいです。

でもって、ラストでも油のような雨が降ってきますが

二人組精神病というのもあるようです。

共有しちゃうらしい。

 

病気なんだか、超能力あるんだか。

私はてっきり後者だと思い込みながら見てたんですが。

そっちの展開の方が面白そうだったし。

違ってたのね…。

 

配偶者、もしくは最愛の人が

人生の中でこのような状態になった時に

どうしていくかが問われるってやつです。

周りは誰も理解を示してくれない。

それでも私はあなたの味方よ、映画です。

 

映画の中でカーティスの奥さんは

最初こそ主人公の行動があまりにも突拍子もないことばっかだったので

キレたり怒ったり。

わかります。

これだけ心配してるちゅうのに

何も語らずはいかんよ、カーティス。

だってあんたら夫婦じゃん。

健やかなるときも病める時も、って誓ったでしょ?

相手を信じようよカーティス。

 

と、ダラダラ見てたわけですが

ラストってなんでしょう。

病気でも予言でもいいんですが、結局どっちにしても…

的な終わり方です。

 

ですが、結末の結果は多分に実はどーでも良くって

あなたが今までとってきた行動が

私やっとわかったわ!

という理解こそ愛みたいな締めくくり方をしているってとこです。

 

不可解な悪夢と、幻聴に悩まされてる主人公。

当然、笑顔など見せず苦悶の表情ばかりで

シリアスなんですが

笑ったとこが一か所あった。

同僚のデュワートが車の中で唐突に

「実は夫婦で3Pを考えてる」と言い放ったとこ。

ああ、そこで主人公は笑ってました。

私も笑いました。

なんであの会話をセリフに入れたんだろう。

 

 

 

テイク・シェルター(字幕版)