シャッターアイランド

シャッター アイランド (字幕版)

 

 

監督 マーティン・スコセッシ

キャスト

レオナルド・ディカプリオ…テディ

マーク・ラファロ…チャック

ベン・キングスレー…コーリー医師

 

 

あらすじ

連邦保安官のテディとチャックは

シャッターアイランドという

精神疾患を患う囚人たちがいる孤島の病院を訪れる。

行方不明の囚人女性患者がいるようなのだ。

しかし医師も警備も何か不自然でおかしい。

女性患者の部屋から謎のメモが見つかった。

「4の法則。67番目は誰だ?」

患者は島の3棟ある施設に66人しかいないはず。

あとの一人は一体誰のことだろう…。

 

 

ひとつ前の「真実の行方」に続き、

これもまた少し前の映画。

一度は見た映画…だと、ずっと思っていた。

だが見ていくうちに気がついた。

記憶にない!!!

 

私とテディの脳内は一緒なのか?

妄想で作り上げて、見てもいないのに今まで見た気になってた。

レオとラファロさん出演なのに

見逃すはずはないのに…どうしたことでしょう。

それとも見たけどスッポリ記憶から消されたのか。

 

自分のブログ見返したら…感想が書いてある(笑)

やっぱり記憶から消えてたんだ。

ま、気にしない♪

 

この映画の中で一番気になったのは音楽。

コーリー医師の部屋でかけてた

マーラーの曲も含めてのことですが、

全般的に物々しすぎてて。

ひっくるめるとサントラって言った方が早いか。

随所の重低音響く曲や、ザワザワするような音色が

ホントに不快で映画にぴったりでした。

一応褒めてます。

 

色々映画を見すぎてるせいか、

オチとしては途中から読めてしまいます。

公開当時にでも見ればまた感想は違ったかもしれませんが。

 

けれども大きな問題はそこではなくって、

全ての謎が解明された後の、最後のテディのセリフ一言。

この一言に思いが全部詰められたような

苦しみから逃れるための観念した選択。

 

「モンスターとして生きるか、善人として死ぬか」

 

重いです、この言葉。

正気に戻り、考え抜いた挙句の一言でしょう。

せつなー…だし、ここのシーンで深み度増しました。

 

もう記憶から消えませんように。

面白くないってわけじゃなかったのに変だなあ。

 

 

 

 

 

 

 

シャッター アイランド (字幕版)

真実の行方

真実の行方 (字幕版)

 

 

監督 グレゴリー・ホブリット

キャスト

リチャード・ギア…マーティン・ベイル

ローラ・リニー…ジャネット・ヴェナブル

エドワード・ノートン…アーロン

 

 

あらすじ

弁護士マーティンは結構な目立ちたがり屋で注目を浴びたい人間。

裁判でも詭弁が多く、法律ギリギリのところですり抜けて語る。

そんなマーティンが目にしたニュースが

大司教を殺害し、逮捕されたという19歳の少年の事件。

自分にとって名声を浴びるいいチャンスだと思い、

被疑者アーロンに自分が弁護をしよう、と話を持ち掛ける。

第一級殺人でほぼ死刑が確定されそうなこの事件。

無実を証明し、無罪を勝ち取ることができるのか。

そして、アーロンは本当に殺してないのか…。

 

 

「ユージュアル・サスぺクツ」のラストでは

衝撃が走るほどのどんでん返しが用意されてたけど、

この法廷サスペンスもののラストは

じわっ…じわっ…あれ?あれれ?

っていう驚きでしたわ。

 

もうずいぶんと古い映画なので見るの3回目。

ブログというものを始める前に見てた映画なので

改めて鑑賞です。

 

有名ですが、エドワード・ノートンが初めて出演した映画で

この高い演技力。

代表作がこれのみでも食っていけそうな…ホント見事としかいえない。

ファイトクラブ」も好きだが。

 

あの変わりっぷり、それだけが記憶として残っていたので

ラストのリチャードギアの画を忘れてました。

忘れたというか、もう初見のような抜け落ち方でした。

そっかぁ、あの表情、そうなるよね、って。

 

色々と細かい箇所も見直すことができて良かったです。

ローラ・リニーは美人だ。

女の私でも惚れたくなるぐらい美人だ。

よーくよく直視してると、

リニーの顔がそのうちに狩野英孝に見えてくる。

どうして?

 

映画なので出来すぎた脚本。

と言えばそれまで。

あそこまで完璧にアーロンになりきっていたのに

最後であんなミスをするのだろうか。

気が緩んだか?

 

弁護士がマーティンだったから人格チェンジ作戦にしたのか?

国選弁護人だったらアーロンの計画はどうしてたのだろう。

というか、いつからアーロンを演じてるのよ、彼は。

大司教に拾われた時から?

そういえばリンダの件がスッキリしない。

ピネロが死体で川からあがったのもスッキリしない。

関係ないが、ピネロ役の人、好きだ。

この人、よくマフィア物で出てくる。

 

ラストも実際はスッキリせず、

マーティンの心の声として「あちゃー!まんまと騙された…」

と代弁したくなるようなせつなさ。

きっと心くじかれて弁護士辞めちゃったかもしれないね。

 

 

 

 

 

 

真実の行方 (字幕版)

隙魔

隙魔

 

 

監督 中田圭

キャスト

野村恵里…ルミ

山口美也子…ルミの母

 

あらすじ

後ろから女の子の息遣いが聞こえてくるよ。

背中をポンポンと叩かれるよ。

でも決して立ち止まっちゃいけないよ。

それに振り向いちゃいけないよ。

もし振り向いたら3日後に死んじゃうからね。

そんな噂がある団地内にあったよう。

でも、主人公ルミは振り向いてしまったのです…。

 

 

 

Amazon Primeで見てみた。

☆5つのところ、☆3だったので

ホラーにしては評価高い?に騙された。

いい具合にお昼寝タイムになりました。

途中、まどろんでしまったので、流れが不明に。

 

でも!これけっこう昔の映画なのね。

伊藤さやかが出てたんで、ちょっと驚いた。

昔っから全然変わってないじゃんの驚きです。

 

甘栗むいちゃいました」がホラーの小道具に使われるなんて

なんてお茶目ななんだ!!

グミでも飴でもなく、甘栗ってとこが笑いどころ。

 

タイトルの「隙魔」は話の流れ上、少しだけ関係するものの

ほとんどどーでもいいワードです。

その女の子の息遣いっていうのも

一応死んだ女の子の霊なんですが、それも少しです。

 

一番のホラーはルミのお母さんでした。

怖いです、お母さん。

まあ、この映画の中では一番の有名女優なので

演技のうまさはもちろんあるんですが、

どうしちゃったの?狂っちゃったの?

ひぇ~!お母さんの精神がイカレちゃったよ!

と、おののきました。

死んだ女の子の霊障が本編なのに、

完全にルミの母親の奇行に食われました。

 

それと

団地でピアノは無理があるんじゃ…。

うまきゃまだしも、あの下手くそぶりだと迷惑しかない。

 

 

 

 

 

 

隙魔

ひたち海浜公園に行ってきたよ

日帰りで茨城の国営ひたち海浜公園に行ってきたのだ。

GWに突入する前の先月28日。

人がワラワラと動く前に行ってしまえー!と。

 

ルートとしては

めんたいパーク→那珂湊の近くにある市場寿し

→彼様が行きたかったパン屋のぐるぐる→ひたち海浜公園

 

めんたいパークはササッと買い物。

わずか15分位で終了。

切れ子の辛子明太子買いました。

贈答ではないので切れ子で充分。

それでも一腹がデカいので、迫力ある切れ子。

 

 

 

次に市場寿し。

11時前に着いたのに既に待ってる人が12組もいた。

ここはかなり人気のあるお店です。

待ってる時間、市場の前で売ってた生カキをいただき。

私、実は貝類ダメで数十年過ごしてきましたが

チャレンジしてみようと買ってみた。

たぶん時期的に岩牡蠣

そこまでクリーミーすぎず、言い換えればジューシー。

ああ、これなら食べれる。

初の生カキでした。

 

市場寿し、呼ばれて席に着く。

安価なのに新鮮で厚みのあるネタ。

マグロ165円でこの美味しさ、ありえない!!

アラ汁もアラと呼ぶにはふさわしくないぐらい。

目玉もいるけど、身も詰まっててやわらか~。

写真にはないけど、大トロがデラウマ!!

ふだん見慣れてる筋がない。

一見、赤身に見える切り方。でも大トロ。

口に入れると溶ける。で、くどくない。

脂が多いトロは一皿食べれば充分ですが、ここのなら2皿いけそう。

 

 

茨城の那珂湊に行く人がいたら

ここのお店をお薦めしようと思う。

ホント大満足でした。

 

ひたち海浜公園へ。

なぜか…GW前だってのにものすごい人がいる。

皆さん、混む前に行っちゃおうと同じ考えの人ばかり?

きっとGW中は道も公園内も渋滞してるでしょう。

 

今見ごろのネモフィラを見に。

丘になってるので遠目からも見える。

なんか海みたーい。

海の中を人が歩いてるような錯覚。

空とネモフィラ丘の色も同化してるような感覚。

 

 

この集団が丘を敷き詰めてます。

 

 

遠くに海も見えた。

 

この青い色に映えるようにか、白い服着てる人が多かった。

少しはげかかってる所もあったのでピーク時期過ぎたのかな?

 

そこそこ感動しましたが、

もっと気分が上がったのがチューリップでした。

私、カラフルな色の方が好きかも。

元々チューリップは好き。

 

 

もう、目をキラキラさせながら写真撮った。

 

 

30枚以上撮ったかもしれない。

チューリップをバックに自分を映したのも撮ったりした。

 

 

 

種類が多いのね。

ぱっと見、コスモスのようなチューリップもあったり、

カーネーションのようなチューリップもあったり。

 

 

揃ってるチューリップたちも素敵ですが、

いろんなチューリップが混じってるスペースの所もキレイ。

 

 

 

ものすごくキレイに手入れされてます。

園内で働いてる方が横で作業もしてました。

自分も以前に動物園で働いていたので、

植栽部の人達が腰をかがめながら作業していたのを知ってるし、

素敵な空間を作ってくれてアリガトウと思います。

 

春はお花が特にキレイね。

いっぱい歩いて程よい疲れと、目の保養で堪能できました。

 

 

ダウンレンジ

ダウンレンジ(字幕版)

 

 

監督 北村龍平

 

 

あらすじ

相乗りした6人の男女が乗った車。

タイヤがパンクし、その場所で交換することになった。

他の車も通らなければ、携帯の電波も入らないへき地。

暑い日なので、タイヤ交換を一人の青年ジェフにまかせて

他の者は車の日陰になる場所で腰を下ろして雑談をしていた。

…そろそろ終わったかと思い、一人の女性サラが交換中の青年の元へ。

すると、ジェフは頭を撃ち抜かれて死んでいる。

あまりの衝撃でワナワナと体を震わせるサラ。

その瞬間、プシュッという音が。

彼女も右目を撃ち抜かれてしまった。

見えないどこかにいるスナイパー。

恐怖に怯える残りの4人。

周りに身を隠す場所はない。

隠れ場所はスナイパーからは見えない車の反対側のみ。

どうにか逃げ切れる方法は…!!

 

 

北村監督でしたー。

低予算だよねーと、まるまるわかるシチュエーション。

場所はこのなーんもない僻地&道&木のみ。

天気が良く青空で、のどかな場所だし、

ドライブするにはさぞかし眺めがいい場所だってのに

一気に地獄のスポットになってしまいました。

 

こんな車も通らない、何もない場所で

サイコなスナイパーはどれだけ木の上で待ってたんだろう。

何が目的なのかサッパリわからない。

ひとつ前に見た「ヒッチャー」もそうだが、

理由なく何かをしたがる。

たいがい映画の悪い奴ってのは殺しが主だが。

とことんイカレテマスね。

 

ちょっと死体の惨状がグロシーンなので

ダメな人はダメでしょう。

 

見る人選ぶというのか、

理屈攻めで筋をとおす映画を見るなら×です。

話は最初っから車パンクするとこから始まるし、

なぜそんなに相乗りしてるかわからないし、

なぜ狙撃手は木の上にいるのかわからないし、

状況説明はゼロです。

もう、その場で起きた一部始終を見続けるしかない。

 

笑ってまうのが警察です。

彼等、何しに来たんだろうってぐらいにあっけないです。

登場の仕方もアホだし、

パトカーの後ろに乗ってる銃持った警官も

どこからスナイパーが撃ってくるか把握してないでしょ。

瞬殺です。。。。。

 

B級ながら、なかなか頑張った映画だと思います。

飽きなかったし。

オチも違うパターンだと、上映時間が長くなりそうなんで

これで良かったのかもしれない。

どーせ映画だしっ!!

 

 

 

 

 

 

ダウンレンジ(字幕版)

ヒッチャー

ヒッチャー(字幕版)

 

 

監督 ロバート・ハーモン

キャスト

C・トーマス・ハウエル…ジム・ハルジー

ルトガー・ハウアー…ジョン・ライダー

ジェニファー・ジェイソン・リー…ナッシュ

 

 

あらすじ

ある雨の日、陸送のバイトで運転中のジムは

一人のヒッチハイカーを道で拾う。

「どこまで行くん?」

目的地を聞いても男は答えない。

前方の側道にドアが開いた車が停まっていた。

男は言う。「俺が脚、腕、首を切って殺したんだ」と。

そしてジムにナイフを突きつけてきた。

「俺を止めてみろ」

何が望みなのかわからない男との執拗な追いかけっこが

今から始まる…。

 

 

古い映画だったのね。

どこまで逃げてもいつまでも追ってくるこのしつこさ。

恐怖だったわー。

顔もしっかり見せる「激突!」版っていえば話が早いのか。

でも顔を見せることによって、

それにルトガーハウアーという俳優さんの超怪演も加わって

より見てるこっちも恐怖さが増したわ。

 

他の人は殺してしまうのに

なんでジムだけは殺さないで追い掛け回すのか。

いろんな勘違いから警察に追われる羽目になったジムを

時には銃でかまして助けてくれたりもするし。

で、何をしたいんだい?

ジムに殺されたいのか?

ジムでなきゃダメなのか?

 

もしかすると

ジムの脳内妄想でこんなことになってるのかな。

ジョンライダーはジムが頭で作り上げた人物なのかな、

ちょっとだけ頭によぎりましたが、

それは今風の映画を見すぎてるせいでしょう。

ストレートに物語はこの不条理設定をぶつけてきます。

サイコ男は映画の中で実在しているのです。

 

どこにでも出没してくる奴なのです!

 

モーテルでの出現が一番ゾッとした。

お前、いつどこから入ってきたん?

バケモノか!?

 

最近の作品にもちょくちょく出ていたようですが

お年を召してたようでスルーしてました。

調べたら彼の出演してる映画をけっこう見てたわ。

若かりし頃のハウアーさんって、こんなに格好良かったのね。

この存在感と悪役ぶりは徹底して文句ないわ。

不気味さが全身をとおして醸し出てる。

 

ヘリコプターとパトカーのクラッシュで

後から走ってきたもう一台のパトカーが

崖に乗り上げて事故するっていうのは

よけいな演出でしたがね。

そこは見せ場を大きくしなくてもよい。

 

今さらで申し訳ないですが

怪演俳優ルトガー・ハウアーを好きな役者さんに刻みます。

ご冥福をお祈りします。

 

 

 

 

 

 

ヒッチャー(字幕版)

プラチナデータ

プラチナデータ

 

 

監督 大友啓史

キャスト

二宮和也…神楽/リュウ

豊川悦司…浅間刑事

杏…白鳥

 

 

あらすじ

連続児童殺害事件が続いてる中、

犯人の特定ができず、捜査が難航していた警察。

ある日殺人課の浅間は上司からある会議があると呼ばれる。

行ってみると、DNAで捜査ができるシステムが発表された。

それは証拠となる犯人のわずかなDNAで

血液型、年齢はおろか対象者の特徴や顔のモンタージュまで

作成できるというすぐれもの。

ある一人の子供の遺体に付着していた犯人とおぼしき髪の毛。

これをシステムにかけ、犯人を割り出し逮捕されることとなった。

その3か月後、システム開発者の一員であるプログラマー2名が殺害。

開発者の神楽のパートナーであった2人なのだが、

果たして誰が犯人でその真相は…。

 

 

原作が東野圭吾さんなんだね。

物語の序盤、見始めは「おっ?」と思わせるような

いい匂わせ方。

唐突にいきなりここから始まるのは好き。

で、トヨエツも好き。

 

でも途中でまぶたが閉じました。

ちょっとだれ気味になって、終盤に行くほど

どんどんつまらなくなってくる。

特に杏ちゃん演じる白鳥がいなくなってきてから

消去法していくと、コイツが犯人だなと読めてくる。

 

バイクで逃げる神楽と、それを追う警察。

峠道みたいなとこを走ってて、延々走ってて…。

カーアクションしたいのかしたくないのか見せ場もない。

そりゃ一本道だもの。

カメラアングルもたいしたことない。

工事中のトンネルにバイクが逃げ込み、炎上するも

どういうわけか生き延びている神楽。

避難経路があったんですかね、どこかに。

 

可哀想なのがニノ。

トヨエツや杏ちゃんと混じって、背丈が足りず。

せめて同じくらいのタッパの役者さんと共演すれば

まだ見栄えは良かったようなものの

どう見てもちびっこに見える。

演技はうまいのにもったいないっしょ。

 

中盤で神楽が何者かっていうんがわかるんですが、

まあ小説の通りに話を進めていかなければいけないので

しかたないっちゃあ、しかたない。

だけどそんな設定ってあまりにも陳腐すぎやしませんか?

 

見どころは最初だけです。

神楽の逃亡劇から一気に興味が失われます。

あと、時間が長すぎました。

 

 

 

 

 

 

プラチナデータ