真実の行方

真実の行方 (字幕版)

 

 

監督 グレゴリー・ホブリット

キャスト

リチャード・ギア…マーティン・ベイル

ローラ・リニー…ジャネット・ヴェナブル

エドワード・ノートン…アーロン

 

 

あらすじ

弁護士マーティンは結構な目立ちたがり屋で注目を浴びたい人間。

裁判でも詭弁が多く、法律ギリギリのところですり抜けて語る。

そんなマーティンが目にしたニュースが

大司教を殺害し、逮捕されたという19歳の少年の事件。

自分にとって名声を浴びるいいチャンスだと思い、

被疑者アーロンに自分が弁護をしよう、と話を持ち掛ける。

第一級殺人でほぼ死刑が確定されそうなこの事件。

無実を証明し、無罪を勝ち取ることができるのか。

そして、アーロンは本当に殺してないのか…。

 

 

「ユージュアル・サスぺクツ」のラストでは

衝撃が走るほどのどんでん返しが用意されてたけど、

この法廷サスペンスもののラストは

じわっ…じわっ…あれ?あれれ?

っていう驚きでしたわ。

 

もうずいぶんと古い映画なので見るの3回目。

ブログというものを始める前に見てた映画なので

改めて鑑賞です。

 

有名ですが、エドワード・ノートンが初めて出演した映画で

この高い演技力。

代表作がこれのみでも食っていけそうな…ホント見事としかいえない。

ファイトクラブ」も好きだが。

 

あの変わりっぷり、それだけが記憶として残っていたので

ラストのリチャードギアの画を忘れてました。

忘れたというか、もう初見のような抜け落ち方でした。

そっかぁ、あの表情、そうなるよね、って。

 

色々と細かい箇所も見直すことができて良かったです。

ローラ・リニーは美人だ。

女の私でも惚れたくなるぐらい美人だ。

よーくよく直視してると、

リニーの顔がそのうちに狩野英孝に見えてくる。

どうして?

 

映画なので出来すぎた脚本。

と言えばそれまで。

あそこまで完璧にアーロンになりきっていたのに

最後であんなミスをするのだろうか。

気が緩んだか?

 

弁護士がマーティンだったから人格チェンジ作戦にしたのか?

国選弁護人だったらアーロンの計画はどうしてたのだろう。

というか、いつからアーロンを演じてるのよ、彼は。

大司教に拾われた時から?

そういえばリンダの件がスッキリしない。

ピネロが死体で川からあがったのもスッキリしない。

関係ないが、ピネロ役の人、好きだ。

この人、よくマフィア物で出てくる。

 

ラストも実際はスッキリせず、

マーティンの心の声として「あちゃー!まんまと騙された…」

と代弁したくなるようなせつなさ。

きっと心くじかれて弁護士辞めちゃったかもしれないね。

 

 

 

 

 

 

真実の行方 (字幕版)