WE GO ON 死霊の証明

WE GO ON -死霊の証明-(字幕版)

 

 

監督 ジェシー・ホーランド

キャスト

クラーク・フリーマン…マイルズ・グリッソム

アネット・オトゥール…マイルズの母

ジオバンナ・ザがリアス…ジョセフィナ

 

 

そんな怖くないホラー。

ホラーっちゅうのか、死後の世界ってあるの?

あるんなら証明してよ、3万ドルやるからさ。

誰か僕に証明してよ。

 

って、穏やかなジョージマイケル似のマイルズ。

「マイルズ…落ち着くんだ」

と自分のことを名前で呼んじゃうマイルズw

 

そしてちょっぴり息子を思いすぎる

世話焼き勇敢なママ。

なんだかこのコンビ面白そう!

と思って見始めました。

 

しかし死後の世界を証明できる人なんて

テレビやネットで世に出回ってる人たちは

みんなうさん臭い。

いるにはいるんだろうが、

大金で動く人なんてそうそう見つかるんかい?

が、私の正直な気持ちです。

 

いろんなものが怖いマイルズ。

究極の所、死ぬのが怖いマイルズなので

死んだらどーなる?の先がわかれば

怖くない、という思いで募集を募りました。

 

途中で死霊がマイルズにくっつき

取りつかれ状態で行動を共にすることに。

この死霊は強い霊体なのか

懐疑的なマイルズ母にも見えてしまうらしい。

 

これって

クソまじめにホラーチックにしないで

コメディにしたら面白いのにな、

なんて考えながら見てました。

 

ヤバそうな霊媒師の女性が

実はほんまもんの霊媒師だったようで。

話してる途中に

別の空間の誰かと感情的に話す霊媒師。

うん、信じない人にしてみれば

オクスリでもやってるのかと思いますよ。

本物の霊媒師さんって、実際どんな感じなんでしょう。

 

ラストはどうオチをつけるのかと思ったら

適当に終わらされちゃいました。

いやいや、中途半端すぎません?

 

C級ホラーかと思いましたが、

意外とB級でした、

 

 

 

 

 

 

WE GO ON -死霊の証明-(字幕版)

バイバイマン

バイバイマン(字幕版)

 

 

監督 ステイシー・タイトル

キャスト

ダグラス・スミス…エリオット

クレシダ・ボナス…サーシャ

ルシエン・ラヴィスカウント…ジョン

 

 

タイトルが…ふざけてますか?

これ、キャッチコピーがあって

「考えるな 言うな」

「この名を知るだけでお前は死ぬ」

というのですが、

キャッチコピーの方がタイトルに適してると思われ。

 

どう感じても

ブラックコメディか、

バイバイキーン的なバイキンマンしか頭に浮かんでこない。

まず、この名前って

絶対に子供が声に出して言っちゃうよね。

 

引っ越してきたエリオット&サーシャ。

部屋に黒いフードがかかってて、

このフードが動き出して…という

とてもわかりやすい小細工するのやめれ!!

 

バイバイマンの横にはいつも猟犬がいる。

らしいのだが、

暗闇からヌッと現れた巨大な顔は

猟犬ではなく青鬼が出現したのかと思ったわ。

 

列車やコインはどういう意味があるのか、

名前の由来はそもそもなんなのか、

全く回収できてません。

もしかして、次作を考えてるわけじゃないでしょうね?

 

あんなつまらんビジュアルで

堂々と黒魔術師みたいな姿まで披露しておいて

もう、何を今さら出てこなくてもよろしい。

 

あ、だけどバイバイマン役の

ダグ・ジョーンズさんは自分のひょろっと体型を活かして

役作りしてたから

そこはよかったわ。

この人、ホントくせある役ばかりこなす怪優さん。

 

ナンセンスでしたぁ。

 

 

 

 

バイバイマン [DVD]

ザ・ウォード 監禁病棟

ザ・ウォード 監禁病棟 (字幕版)

 

 

監督 ジョン・カーペンター

キャスト

アンバー・ハード…クリステン

メイミー・ガマ―…エミリー

ダニエル・パナベイカー…サラ

 

 

ほう。

話の流れで行くと

クリステンは精神病院の監禁病棟に入院。

そこには4人の少女たちも入院してるのだが、

中でも一番かわいくない子が

メリル・ストリープの娘さんだとか。

あ、かわいくないっていうのは個人的な意見。

言われてみれば、メリルに似てるわ。

 

見ながら疑問がうじゃうじゃ湧いて。

他の少女たちが次々にいなくなってるのに

なぜ看護師たちは探したりしないのか。

 

途中途中で音ドーンとビックリさせながら

アリス化け物が現れるんですが

病院スタッフではなく、少女たち狙いは何故?

 

ここの監禁病棟は

クリステン含めて5人しか入院してないの?

少なくない?

 

穴だらけのB級ホラーだよね。

 

しかし、あのアリス化け物ってなによ?

死んでるの?幽霊なの?

痛そうにしてるけど、生きてる奴なの?

と、疑問がMAXになった時に

実は…のネタばらしで腑に落ちました。

 

なるほど。

見せ方が逆だから、彼女らにしたら

そう映るわけね。

意外性がありました。

 

幽霊や化け物ではなく、

多重人格者の各々の人格が

アリスを化け物のように見せたんでしょう。

自分たちがアリスによって

消されてしまうかもしれない恐怖であのビジュアルにさせた。

 

主人格は

今まで知った中では

隅っこで眠らされてる状態っていうのが多かった。

で、リーダーみたいなのが一番強い存在。

この5人の中でリーダーって誰だったんだろう。

クリステン?

でも人格が登場したのが最後だしな。

 

あと

一番弱い人格から消えていく傾向っぽいのに。

ゾーイあたりから統合されるのが早いと思うのにな。

映画だから、そんなのはどうでもいいのか。

 

オチを知ったうえで

もう一回見たら案外面白いかもしれない。

疑問に思ってたことが

なんなく回収できそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ザ・ウォード 監禁病棟 (字幕版)

ファミリーファミリー

ファミリーファミリー

 

 

監督 大川裕明

キャスト

大川裕明…次男翼

彦坂啓介…兄

泉水美和子…母

 

 

大きな勘違いを。

ジャケットからし韓国映画と思ってた。

日本語で話し始めたので驚いたw

 

ショートフィルムです。30分。

 

お母さんは認知症です。

息子の兄を夫だと思ってる。

息子の弟は他人のラーメン屋さん。

きっと優しいお母さんだったんだろうな。

 

兄は引きこもりで多少障がいあるかもです。

5年間働かず、マンガを描いたりしてます。

弟に全面依存してるみたいです。

 

弟はリーマン退職後、

ラーメン屋のバイトをしながら

親の介護をし、皆を食わせてます。

 

弟が悩んでる以外は

軽く明るく描かれていますが、

これ、こういう家庭、意外に近くにいるかもしれません。

 

貯金もなくなり、

福祉を頼るという術を知らないでの貧困。

介護してる側に

もし万が一のことがあったら、その先は…

ってやつです。

 

「岬の兄妹」もそうですが、

愛情だけでは社会で暮らしていけません。

世の中、金が物を言わしてます。

貧困。貧困。貧困。

 

兄の「はいっ!」という

威勢のいい声と笑顔でラストになりますが

仕事は長く続かない予感がする。

その先は…考えると鳥肌ものです。

 

 

 

 

 

ファミリーファミリー

SING シング ネクストステージ

SING/シング:ネクストステージ (字幕版)

 

 

監督 ガ―ス・ジェニングス

声 

マシュー・マコノヒー…バスター・ムーン(コアラ)

リース・ウィザースプーンロジータ(ブタ)

スカーレット・ヨハンソン…アッシュ(ヤマアラシ

 

 

1作目は吹き替えで見たので

こっちは字幕版で観ました。

 

注目は特別ゲストの

ライオンさんクレイ・キャロウェイ。

ボノが声してたんだ!!

歌声聴いてやっとわかったよ。

 

ってか、歌が短かったよ。

 

ストーリーとしては前作の方が好きなんです。

個々の居場所をつかむために

なんか素直に頑張れ!とか思っちゃってた。

今作はあのメンバーでショーをやるための

てんやわんや騒動。

 

誰が抜きんでてるわけでもなく

均等にそれぞれキャラ立ちしてるので

前半は「ふーん」と流し見程度に。

なんてったって、この映画の盛り上がりは

最後の「歌」ですから。

このメインを見るまでの前菜が前半なだけで。

 

もちろんCGの出来も最高でした。

夜に見たため、色がカラフルすぎて

私にはワチャワチャ感が強すぎた…。

でも最後の航海日誌ショーは素晴らしくキレイな映像でした。

まるで本物みたいな照明感。

これこそブラボーと叫びたくなる。

 

と褒めつつも、

擬人化された彼らの顔が実は好きではありません。

どれもこれも微笑みたくない顔してるんだな。

たぶん前のシングでも書いたと思うけど

ゴリラのジョニーぐらいかな、好きなの。

イグアナの顔なんてマジ勘弁してくれ。

活躍はしていたけどさ。

 

吹き替え版では稲葉さんなんだってね。

ちょっと歌唱部分だけでも見てみる価値がありそう。

時間あったら吹き替えも見てみます。

 

 

 

 

 

 

SING/シング:ネクストステージ (字幕版)

殺さない彼と死なない彼女

殺さない彼と死なない彼女

 

 

監督 小林啓一

キャスト

間宮祥太朗…小坂れい

桜井日奈子…鹿野なな

恒松祐里…地味子

 

 

だろうと思った。

漫画からの映画化。

じゃなきゃ、とてもおかしな話になるわ。

 

この話し方や、セリフひとつひとつが

受け入れられるかによってだろうなあ。

キャラなりきりや、そう見えるかか否かで

好みが分かれるかも。

 

死にたがりの鹿野と

お嬢様言葉な撫子が

後半には普通のキャラに変わってしまって

前半の独特な人物像が消えちゃってたのが残念。

 

笑顔の鹿野を見るまで

桜井ひなちゃんだというのがわからなかったわ。

彼女は笑ってる顔しか見たことないから。

ひなこちゃん、あまり映画では見かけませんが

もっと活躍してほしいと思う。

 

地味子の恒松さんは可愛すぎる。

可愛すぎて地味子に見えない。

 

夢で小坂に会える鹿野。

呼ばれたから夢に出てきた小坂。

都合よすぎて…うらやましい。

もう二度と会えない人に会いたいのに

夢すら出てこない。

 

白服の刺しちゃった男は

なんで刺しちゃったのか。

八千代君が動画を見てるシーンに

よそ見してたので

白服男の意図がわかりませんでした。

危ない奴、とだけしか。

 

この映画の言わんとすることは

伝えたい気持ちがあったら

言葉でハッキリと伝えましょうってことだね。

 

撫子ちゃんの、相手が振り向くまで「スキ!」というのは

ある意味効果的ではあるけれど、

ギリギリ路線だわね。

毛嫌いするほど嫌いな人から

しつこく言われたらハラスメントになっちまうもの。

 

独特なキャラ設定だったので

予想に反して戸惑いました。

で、私は好みの作品ではなかったです。

キャスト同じで、

もちょっと大人のラブコメ見たいです。

 

 

 

 

殺さない彼と死なない彼女

余命10年

余命10年

 

 

監督 藤井道人

キャスト

小松菜奈…高林茉莉

坂口健太郎…真部和人

奈緒…藤崎沙苗

 

 

潔すぎるタイトル。

タイトルにすべて詰まってるので覚悟して見れる。

 

小坂流加さん原作。

小坂さん、2017年に逝去。

絶対に小坂さんに届いてるよ。

嬉しく思ってるよ。

 

ツッコミが入れられないほど菜奈ちゃんのラストが

痩せていました。

体を張って茉莉を演じていたんですね。

かなり減量したんじゃないかな。

 

日本の映画特有な流れで

よく言えば見やすい。

悪く言えばベタです。

決してそこからは抜けれないでしょうが、

タイトル同様、その潔いシンプルさに

惹きつけられるものがあり

完成された作品だと思います。

 

茉莉のことを駅近くで和人が探していたら

奇跡的に歩いていたとか、

茉莉が倒れて入院したら

病室に駆け付ける和人とか(ラスト近くね)

そんなことは端折ってしまいましょう。

 

好きだから嘘をつきとおす。

傷つくから別れを切り出す。

茉莉と同じ状況になったことがないし、

人それぞれ考え方は違うので

正解はないですが、

でも恋することに踏み込めない心情は伝わってきました。

私なら、やっぱり茉莉の年齢で

余命がわかっているなら恋愛はしないと決意だろうな。

 

10年って…この微妙な長さが怖いです。

80歳からの10年と、20半ばの10年って

えらい差があるし。

若い時の10年はそれこそ人生の濃縮期だし。

 

ただ思うことは

人生ってきっと思っているより

短いんじゃないかな。

何歳で寿命が来ようと、振り返ると短く感じるかも。

 

 

 

 

 

余命10年